「かみふつ」ではありません。「髣髴」の読み方、知っていますか?

2021.05.11 WORK

本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「髣髴」です。

 

「髣髴」の読み方は?

その字面から「髪」という漢字を思い浮かべた人もいるのではないでしょうか。「髴」に含まれる「弗」から連想して、「髣髴」を「かみふつ」と読んだ人もいるかと思いますが、残念ながらそれは不正解。

なお「髣髴」の意味は

[名](スル)
1 ありありと想像すること。よく似ているものを見て、そのものを思い浮かべること。
2 ぼんやりしていること。

[ト・タル][文][形動タリ]
1 ありありと想像するさま。目の当たりに見る思いをするさま。
2 ぼんやりしているさま。
3 よく似ているさま。

出典元:小学館 デジタル大辞泉

です。また現代では、「髣髴」ではなく「彷彿」と表されていることがほとんどです。

正解は……

「ほうふつ」です。

「髣」も「髴」も、「髪」と同じ部首「髟(かみがしら・かみかんむり)」です。部首「髟」は“たてがみ/髪が垂れ下がるさま”を意味します。

しかし「髪」は“かみのけ”を意味しますが、「髣」は“似ているさま。ほのかなさま。かすかなさま。”を表します。

また「髴」は

にる、にかよう、また、かすか、ほのかの意の「髣髴(ホウフツ)」に用いられる字。

出典元:髴|漢字一字|漢字ペディア

とあり、「髣」も「髴」も“かみのけ”が連想される部首「髟」や「髪」とはやや異なる印象があります。

ちなみに、公益財団法人日本漢字能力検定が運営する『漢字ペディア』では「髣」と「髴」がつく代表的な言葉には「髣髴」しか紹介されていませんでした。「髣髴」以外で使われていることはほとんどないと考えてもよいでしょう。

また「彷彿」と表すこともできる「髣髴」ですが、「彷彿」は「彷」と「彿」の意味を組み合わせてできたのではなく、ホウフツという発音が“似ているさま”を表していることに由来しているのだとか。

「髣髴・彷彿」のように、意味も発音もほぼ同じで、漢字表記だけ異なる漢字は他にもあります。漢字や言葉の成り立ちを知らないと戸惑ってしまうような言葉も少なくないですが、日本語の奥深さを感じることができますね。

 

参考文献

  1. 「髟」の部首・画数・読み方・筆順・意味など
  2. 漢検1級・準1級合格者のさらなる学びのために 生涯学習ネットワーク 会員通信 2020.6 vol.34 2005_漢検_会員通信No34

 

 

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この記事を書いたのは
レビューライター 片山香帆

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