どこで?長さは?髪染め、白髪はあり?|42歳ライターが「ヘアドネーション」を実際やってみたら…

髪を切ったあとはどうすればいいですか?

これ(上写真)が実際に切った私の髪です。

私が髪を寄付した「JHD&C」では、「切った髪は美容院経由ではなく、個人で送ってください」とあったので、美容院からいったん切った髪を持ち帰り、自分で送付しました。「J H D&C」の場合は、髪のほかに自分の情報などを記入した「ドナーシート」、「受領証」を受け取るための返信用封筒を一緒に送ることになっています。(ドナーシートは任意、受領証が不要な場合は、返信用封筒も入れる必要なし)
髪だけを封筒に入れて送ることもできるので、すごく簡単でした。

 

どこに送ればいいですか?

団体によって、髪の長さの規定が違ったり、受け取った後の髪で作るウィッグの仕様が異なったりしています。寄付する前に条件をきちんと満たしているか、再度確認することが大切です。

国内でヘアドネーション活動をしている主な団体をリストアップ。興味がある方はぜひチェックしてみてください。

 

参考元
Japan Hair Donation & Charity(JHD&C)
つな髪
NPO法人 HERO

 

ヘアドネーションを決断したきっかけは?

最後に、私がどうして2回ヘアドネーションをすることになったのか。
まず1回目は3〜4年前。長年通っている美容室に行った時のこと。担当の美容師さんが自分の髪を初めてヘアドネーションをした直後だったらしく、私にもすすめてくれました。実際測ってみると「長さもギリギリいけそう」とのことで、「私もやってみよう」とその場でヘアドネーションを決断。
そして今回も、前回同様なりゆきで。長〜いステイホームの期間、結局1度も美容院に行くことなく、私の髪は気づけば人生史上初のスーパーロングヘアに。それで「ここまでのびちゃったのだから、またドネーションしよう」と思い立ち、再びトライしたというわけです。
ちなみに今回は、私と同様「放ったらかしロング」になっていた娘(6歳)も誘ってみました。ですが、彼女の返事はNO。「切ってもいいけど、結べなくなるのはいや」との答えでした。切るのも切らないのも、寄付をするのもしないのも本人の自由。私はそれ以上すすめませんでしたが、「ヘアドネーション」という選択肢があるということを知ってもらえただけでも、彼女にとっては意味があったのかな、と。いつかまたに思い出して、一度でも参加してくれたらいいな、と母としては願っています。

 

ヘアドネーションをしてよかったこと

ちなみに、オーダーメイドのウィッグひとつ作るのに、約30人分から50人分のヘアドネーションが必要だそう。私の髪が誰かのウィッグの一部となり、新たな役目が生まれると思うと、毎回「やってよかったな」と感じます。JHD&CのHPには、現在も「ウィッグ待機人数」の数が表示されています。少しでも多くの人が寄付して、この待機人数が減っていけばいいな、と思いました。

 

ライター/皆川知子

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