10年超の愛人生活にピリオド!ミチコが47歳で結婚した「すぐそばにいたヒト」とは?【オトナ婚/第6話(前編)】
40代以降で結婚した人=オトナ婚の経験者にインタビューするシリーズ第6回目は、47歳で結婚したミチコさんです。
どこで彼と出会ったの?
彼はどんな人?
どうしたら結婚できたの?
などなど、気になるオトナ婚の実態に、ライターのミナト薫(47歳)が迫ります。
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講演会を見てファンに
小柄で控えめな印象のミチコさん。とても年上男性と愛人関係を10年以上続けてきた人とは思えません。
「よく言われます(笑)。その人のことを初めて知ったのは私が大学生だった頃、学園祭の講演会に来ていて、友人と見に行ったのが最初です。当時50歳ぐらいだった彼は、ある分野の専門家の方。著書もたくさん出していて、テレビにもコメンテーターとしてたまに出るような人でした。学園祭での講演を聞いた私は、彼の取り組みや著書に興味が出て、それ以来新刊が出るたびに買って読むようになりました。もちろん、この時点では私たちに何の接点ももありません」
10年後にまさかの再会
おぉ! なんだか、ワクワクするお話ですね。ちなみにですが、ミチコさんいわく、その人は一般的に知れ渡っているような有名人ではないそう。読者の皆さん、余計な詮索は無用ですよ。その後、ミチコさんは10年の歳月を経てその年上の彼と再会します。
「私が32歳の時です。当時私は、大学を卒業して地元の静岡で働いていました。東京に本社がある会社だったので、月に2〜3日は東京に出張で来ていたんです。ある日、いつもの東京出張で渋谷のカフェで休憩をしていた時のこと。別の席になんと彼が座っていたんです!」
えぇ! よく見つけましたね。
「はい。ちなみに特段有名人ではない彼に気付いたのは私だけ(笑)。知らない人から見れば、ただのおじさんです。その時私は一人でいたのですが内心興奮してしまって。そして、ちょうどその時、私のバッグには彼の新刊が。これは行くしかない!と思って、勇気を出して声を掛けて本にサインをしてもらいました」
10年以上もファンだった人に偶然会えるなんてステキ! その時点で彼は60歳前後ということですよね。ミチコさんはサインと一緒に名刺をもらい、後日その彼にメールを送ったそうです。なかなか積極的です!
「違うんです、違うんです! 積極的とかではなくて(苦笑)。あの時ついテンションが上がってサインをもらってしまったのですが、その後すごく後悔してしまって。たくさんのお客さんがいるカフェでそんなミーハーなことをしてしまった自分が恥ずかしくなって、彼にも迷惑をかけてしまったと思い、悩んだ挙句謝罪のメールを送ることにしたんです」
そうしたら彼から返信があったんですよね?
「はい。『今度東京の事務所に来ませんか?』と」
秘書として公私を共にし、そして死別
そうしてミチコさんは出張のたびに彼の事務所を訪問するようになり、その彼には家族がいたためにいつしか二人は愛人関係へ。ミチコさんと彼の関係はなんと10年にもおよびます。どういうお付き合いをしていて、そしてどうピリオドを打ったのですか?
「最初は静岡から上京するときに時々会うという関係だったのですが、彼の薦めもあって1年後には彼の秘書になりました。仕事ではマネージャーとして関わり、プライベートでも一緒に旅行に行ったりと幸せな日々を過ごしました。自宅にも普通にお邪魔していましたよ。奥様は私たちの関係については気付いていらっしゃったと思いまが、見てみぬふりという感じでしたね。お子さんもすでに成人されているし、私と出会う前から彼は女癖は悪かったみたいだったので、特に奥様が口を出すというようなことはありませんでした。最終的には、彼が病気で亡くなって、それで私たちの関係も終わりました」
そうだったんですね。付き合っている間、ミチコさんの方は結婚願望は全然なかったんですか?
「ありませんでした。彼はインテリで仕事熱心で、社会的にも意義のあることをしている。そんな彼のそばにいて、見ていれるだけで幸せでした。それに出会った時点で、彼は60歳過ぎていましたからね(笑)。結婚とか子供とかいうより、『長生きしてほしいな』『少しでも長くこの状態が続けばいいな』とかそういう思いの方が強かったかな。途中病気になってからは看護もしていましたし、結婚なんて考えたことがなかったです」
そして、彼との悲しい別れを乗り越え、ミチコさんは現在のパートナーと付き合うこととなります。ちなみに、現パートナーはミチコさんが愛人関係中だった時すでに知り合っていたそう! どういうことか気になります!
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