安心して甘えられる…40代女性の魅力は「包容力」にあり

20代の頃はまだまだ「自分の力で！」と仕事もプライベートも張り切っていた男性も、年齢を重ねるとふと誰かに頼りたくなる瞬間が生まれます。

そんなとき、素直に甘えることができる女性がいると本当に心強いもの。安心できる、信頼できるようなアラフォー女性の特徴はズバリ、「包容力」にあります。

恋愛相談家として、とても幸せなお付き合いをしているカップルに聞いた「包容力のあるアラフォー女性」についてお話します。

「男は強くあるべき」はいつまで？

小さい頃から「男は泣くものじゃない」「男は自立するべき」など、「強くないといけない」という教えを男性は受けてきました。

確かに、「男らしさ」を感じられる男性はいくつになってもモテますよね。

ですが、会社でもプライベートでも、いつでも強さを求められ続けるとやはり疲れてきます。男性だって、心が弱るときもあれば、誰かに寄りかかりたくなるときもあるはずです。

特にアラサーになって会社でも責任のあるポストに就くなど、緊張を強いられる場面のある男性は多いでしょう。

「男は強くあるべき」というイメージは、いくつになっても男性からリラックスする機会を奪いがちです。弱い自分を晒すことに抵抗のある男性にとって、心を開ける女性が欲しい、という願いはいつでも切実なものです。

「いつでも味方してくれる女性」は心強い存在

39歳の女性と付き合っているアラサーの友人がいますが、彼らのお付き合いはとても居心地よく見えます。

それは、彼女が「いつでも変わらず自分の味方をしてくれるから」、というのが友人の言葉。

会社で大きなミスをしたときも「次で挽回しよう」と励ましてくれる、友人（私）と喧嘩したときも「言ったことは取り消せない。頭を冷やしたらちゃんと謝罪の言葉を送ってね」と諭してくれる、そんな「何があっても突き放さない」優しさを彼女は持っています。

「かっこ悪い自分を見せても大丈夫」な女性は、男性に大きな安心感を与えます。こんな自分、離れていかれるんじゃないかという恐れがあると、弱音も吐けないし悩みも相談できません。

特に、「謝る」＝「ダメな自分を認める」と捉えがちな男性は、自分が悪いとわかっていてもなかなか自分から折れることが難しいものですが、こういう女性が側にいると、男性は背中を押してもらえるのですね。

この友人とは無事に仲直りをして今でも良い関係が続いていますが、いつでも自分の味方をしてくれる彼女がいるというのは本当に心強い存在だな、と感じました。

「とことん味方する」のは簡単じゃない

「いつでも味方になる」、と聞くと甘やかしてるだけでは？と思うかもしれませんが、そうではありません。

甘やかすのは、相手を依存させること。何でも許してしまうのは、本人のためにもなりませんよね。

「味方をする」ことは簡単ではありません。良いことを認めてあげるのは簡単ですが、悪い部分を指摘するのは相手がヘソを曲げてしまう可能性もあります。

悪いのは本人もわかっているのに、さらにそれを責められたり、「こうすればいいよ」と上から目線で言われたら抵抗を感じるでしょう。そうではなく、「こんな考え方もあるよ」「こんなやり方もあるよ」と相手が受け入れやすい言葉で示してあげる。そんな気遣いのあるアラフォー女性が、男性からも信頼されます。

年上だからと「教えてあげる」ような姿勢は、本人のためを思ってのことであっても男性はプライドが傷つきます。そこを汲むことのできる余裕が、男性にとって一番の「包容力」になるのですね。

包容力の正体は「いつでも帰ってこられる」こと

友人の仕事は変則的な勤務で、ときには何日も出張が入ることもあります。

でも、「いつでも彼女のところに帰ることができると思うから頑張れる」と友人は言っていました。

それは、「彼女が味方をしてくれるから何でもできる」という信頼です。

ほかの女性と遊んだり、浮気をしても許してもらえるという甘えではありません。逆にそれらは彼女から自分の信頼を奪うことになります。自分の価値が下がれば彼女は離れていくでしょう。

「何でもできる」のは、仕事でもプライベートでも、全力で挑戦できるということです。

こんな自分じゃ受け入れてもらえないかも、という不安がないから、自分に自信を持って取り組んでいけるのですね。

包容力の正体は、男性に「いつでも帰ってこられる」という安心と信頼を与えることだと、彼を見ているとわかります。

「年上の彼女」というと「姉さん女房」のようなしっかり者をイメージする人も多いですが、包容力のあるアラフォー女性は男性に自信を持たせてくれます。

日々「男らしさ」を求められる男性にとって、安心して甘えられる女性の存在はかけがえのないもの。

そんな女性こそ長く愛され、幸せなお付き合いをしているものです。