「ファンデーションやめてみ!」40代50代のシミ隠しとコスメ選び【ヘアメイク職人・化け子】

そばかすのためのコンシーラーセレクト

-(編)そばかすとシミ、カバー方法は一緒ですか?

 

「下地は乾燥肌と一緒でOK。それから、わずかな量できちんとカバー力の高いファンデーションをまず1つ用意してみてください。たとえば、私が女優さんのメイクをする時にも使うことがあるコスメデコルテ マキエクスペール カバリング メイクアップ ファンデーションや、最近フォロワーさんに教えていただいたマーシュフィールド SC クリームファンデSも取り寄せて使ってみたところ、デコルテに近かったのでオススメできるアイテム。そしてポイントは使い方にあります。そのまま使うのではなく、先述したスックのファンデーションなどに混ぜて、保湿力を補ってあげると仕上がりに差がつきます。要はデコルテやマーシュフィールドの『顔料が多い』という特長だけうまく拝借するんです。混ぜることで扱いやすくもなるので、カバー力の高いものを薄くムラなく塗ることができるようになるのも利点です」。

▶コスメデコルテ マキエクスペール カバリング メイクアップ ファンデーション 全10色 5,500 円/コスメデコルテ

 

▶マーシュフィールド SC クリームファンデS(レフィル)全10色 2,420円/マーシュ・フィールド

「そしてもうひとつ。そばかすは完全に隠す必要はありません。薄くカバーはするけど、ある程度は透ける感じでとどめて、隠すよりツヤツヤさせた方が得だよと動画やインスタライブでもフォロワーさんには説いています。なぜかというとそばかすタイプの人って、キメが細かくて透明感もあって状態のいい肌の人が多いから。厚化粧をしたら台無しなのです。だから断然、隠すより生かす。欠点にフォーカスするのではなく、いいところを伸ばすポジティブ変換でいきましょう」。

 

肝斑はどうしたらいい?

 

-(編)肝斑はどうでしょう?

 

「肝斑に関しては、メイクより治療。薬の服用を続けて様子をみながら、メイクでもアプローチしていく方がずっと建設的。まず、薬飲もう。そしてスキンケアがんばろう」。

 

そういえば…フェイスパウダーはどこいった?

「お気づきかもしれませんが、ここまでフェイスパウダーの話はしていないんですよ。私は40代以上にはフェイスパウダーはほぼ使いません」。

 

-(編)そういえば。でもおさえないとくずれやすくなりません?

 

「40代50代の人ってフェイスパウダーをつけずにはいられない人が多いですよね。でもね、実はそういう人に限って『メイクくずれが気になる』『肌トラブルが気になる』っていう傾向が高いです。そういう人にはね、『一回パウダーをやめてみて。仕事の日が難しいなら、オフの日から』と進言しています。そうするとね『化け子さん、本当にメイクくずれしませんでした!』という声が殺到するんですよ。要はね、メイクは重ねるほど、厚くなるほどくずれやすくなる。逆をいうと、層が薄ければくずれようがないということ。これはね、一度自分の肌で体感したらすぐにわかります。だから、化け子にだまされたと思って、ぜひとも明日からパウダーやめてみてください!」

 

-(編)美容雑誌のメイクプロセスやヘアメイクさんのメイク直しシーンって、パウダーをパフパフしているイメージが強いです。あれって…。

「ちゃんとスキンケアできている人、持って生まれた肌のDNAがいい人だと、パウダーをうった方がいい人もいます。女優さんやモデルさんはもともと恵まれた肌の人が多いから、そういうシーンに多く出くわすのかもしれませんね。あとはメイクさんが持ってるパフって『からパフ』っていって、女優さんの顔に直接我々の手が触れることなく支えにするために持っているだけで、パウダーを含んでいないことが多いです」。

 

人気のクッションファンデ、40代50代が使うなら

-(編)もっと若い世代ではクッションファンデーションの使用率が上昇しています。40代50代の肌ではどうでしょう?

 

「アリです。特にそばかす、肝斑のある肌には大アリ。パウダーに慣れていてやめられないという人はクッションファンデーションに切り替えてみるのも策かもしれません。何がいいかっていうとね、私のメイクレッスンでは、今はオリジナルのファンデーションブラシを使って教えているのですが、推奨できるブラシが廃盤になってしまって手に入らない時期があり、パフで薄くファンデーションをつけられる方法をお伝えしていたんです。パフに薄―く均一に伸ばして取ってからポンポンとつける。点置きは絶対にダメ。それがね、まさにクッションファンデーションの構造と一緒なんですよ。楽だし、失敗しないし、薄くつけられる。これは若い子だけのものにしておくのはもったいないから、40代50代ももっと使ってほしいですね」。

 

40代50代に特化、その寄り添い力がすごい!

-(編)優しくて男前な一面も。化け子さんの話を聞いていると気持ちが楽になります。

もはやメイクの魔法使いでカウンセラーですね。

 

「カウンセラー…、その要素は意識して活動しています。もうできてしまったものにくよくよしてても仕方ないから、そこから思考を外したほうがいい。執着しない。コンプレックスというのは隠そうとすればするほど、脳内で大きな存在になって気にしてしまうものでしょう?でも隠したい気持ちはよく分かるし、私もそうだから、方法をずっと考えてきました。隠したいコンプレックスはカバー力のあるもので薄―く。ヴェールを一枚かけてあげるだけ。もとの肌のツヤは消さない。ネガティブな部分は目立たせない、そしてポジティブな部分は生かしてさらに伸ばす。こういうメイクのあり方を40代50代の肌とマインドに寄り添いながら一緒に考えていきたいですね」。

 

 

>>5夜連続配信の4記事目、明日は眉メイク編です。

 

 

【公開予定】

▶#1(8/2 20:30)…老け顔解決【ヘアメイク職人・化け子】に共感しまくる40代50代が急増中だって

▶#2(8/3 20:30)…40代50代必読「それじゃシミもクマも隠せない!」【ヘアメイク職人・化け子】コンシーラー指南

▶#3(8/4 20:30)…「ファンデーションやめてみ!」40代50代のシミ隠しとコスメ選び【ヘアメイク職人・化け子】

▶#4(8/5 20:30)…「昭和眉を追放せよ」【55歳/ヘアメイク職人・化け子】の眉メイク論がリアル過ぎる

▶#5(8/6 20:30)…「シワはメイクで隠れません!」40代50代が心に刻むべき【化け子】の金言11選!

 

 

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