「セックスレス」の本質とは? Twitterで話題”ジェラくる”が語るセックスレスの超方程式
Twitterフォロワー約5万人、恋愛や人間関係、人生観をするどく分析するツイートが人気のジェラシーくるみさん。東大卒の著者が教える、恋愛でかしこく幸せに生きていくためのメソッドが詰め込まれた『恋愛の方程式って東大入試よりムズい』(発売1か月で重版決定!)が、若い女子を中心にSNSでバズリ中です。
今回は切実に悩んでるオトナ世代も多いと推測される「セックスレス」について。
具体的な対策、めちゃくちゃ役立ちそう!
(以下、著書より引用)
ウチらの心を引きちぎってくる 「セックスレス問題」 の本質
交際4年目、同棲して1年たつ彼氏と半年くらいレスです。自分から誘っても流されて、彼の隣で泣きながら眠ったこともあります。
セックスレスの悲哀の本質は「“ふたりごと”として認識されない」という悪循環にあります。遠距離やけんかなど、ふたりが腰を据えて話し合う問題とは違い、レスの問題は片方ばかりがもやもやを抱える状況が続きます。
自分は相手に求められない寂しさや情けなさで死にたくなるほどつらいのに、相手側はレス問題から目を逸らし、素知らぬ顔をしている……。
レスで別れた人は、 別れの原因を 「セックスできない」 「女 (男) として見られない」ではなく「相手がいっしょに考えてくれなかった」と語るのです。
実は、慣れからくるただの軽いマンネリ程度であれば、普段と違う香水や下着をまとってみたり、異性の話で嫉妬させたりすると、一発で解決します。嫉妬心や独占欲を刺激して夜の寝技に持ち込むのは、王道の手口ですからね。
今回フォーカスするのは、そんな刺激ではビクともしない深刻な場合。
まず、恋愛初期の身悶えするような興奮や高揚が落ち着くと、それに比例するように肉体関係や体の接触の頻度も減っていきます。特に同棲をするとこの傾向が顕著になりますが、夜の営みが減った現状に対しての人の反応は大きく2つ。
①現状を特に問題視していない (NOセックスでも関係は良好)
②現状に大きな不安や苦痛を感じている
ふたりとも①の状態であれば、今すぐ妊活に迫られている状況でもない限り、特に問題は起きません。ふたりが②の状態であれば、居住空間とコミュニケーションに変化と工夫を加えましょう。ただレスの原因はマンネリやすれ違いだけでなく、性嫌悪症、心因性ED、器質性EDなど多岐にわたります。肉体や精神に根ざした原因であれば、薬の服用やカウンセリングが必要になる場合も。
地獄なのが①&②のカップリング。
レスの問題に悩んでいる人はほとんどがこのパターンに当てはまるのです。
最初のきっかけは、「(疲れなどの理由で)どちらかがセックスを断った」 「ふたりの生活時間が合わずにすれ違いが起こった」 「だんだん異性として見られなくなり、行為が減った」 などのささいな変化から起こります。
そこから溝は深まっていき、気がつけば「したい側」 「したくない側」 の間にはマリアナ海溝くらい深い溝が横たわっているのです。
「求められない」 「応じてもらえない」側の悲しみや自己嫌悪は、相手側に伝わることはない。人間として、女としての尊厳の柱がぽっきり折れたときには浮気に走ったり、相手と同じ空間にいるのも苦痛になったりするんですよね。
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