恐ろしい…台風・大雨では「ベランダ」絶対チェックすべき!3つのポイント【一人暮らし女性の防災】

2021.08.14 LIFE

マンションやアパートに住んでいれば、強風で屋根が飛ぶ心配はないし、上層階なら浸水もないし、危険は少ないと思っている人も多いのでは。

 

しかし、盲点となりがちなのが、ベランダからの被害です。

 

ベランダの窓が割れたり、ベランダに溜まった水が部屋のなかに流れ込んできたり、意外にも多くの危険が潜んでいるのです。「このマンションは比較的新しいから大丈夫」というわけでもありません。油断は禁物。しっかり確認と対策をしておきましょう。

 

【最重要事項】ベランダに置いてあるものは部屋の中へ!被害激増します

ベランダに置いてあるものは風で飛ばされたり落下してしまわないよう、必ず部屋のなかへ仕舞いましょう。

また、強風で窓が割れる原因の多くは、風そのものよりも、ものが飛んできて当たったことによるもの。

窓が割れると破片が飛んで危険なのはもちろん、大雨と強風が部屋のなかに入ってくるのを防げなくなります。とにかく、ベランダにものを置かないように。

観葉植物の鉢植えや家庭菜園のプランターなども部屋のなかにしまいましょう。

重いから飛ばされない、と高を括らないこと。倒れた植木鉢が割れて、破片が飛ぶ危険もあります。また、お隣りさんと隔てる仕切り板を破損してしまう可能性も。

そして物干しざおも忘れずに。部屋の中に入らない場合は、外してベランダの地べたに置きましょう。架けたままにせず、床面に降ろすだけで被害度合いがまったく変わります。

サンダルも、ちゃんと仕舞ってくださいね。

また、エアコンの室外機が強風で倒れてしまった場合、自分で起こすのは厳禁。必ず施工会社かメーカーに連絡しましょう。

 

【豪雨中】窓を開けるのは絶対NG!カーテンも閉めるのがポイント

自宅のベランダのものは部屋のなかに仕舞っていても、どこから何が飛んでくるか分かりません。

雨戸やシャッターが窓についている場合は、閉めておきましょう。ただ、マンションの高層階では雨戸やシャッターがついていないことがほとんどです。

 

窓ガラスに飛散防止フィルムを貼っておくと、割れた窓ガラスの破片が飛び散るのを防げます。

 

また、カーテンを閉めると、破片の飛び散りを抑えることができます。

窓を覆うようにしてカーテンの端と裾をテープで壁に留めておくとより安心です。

 

特に、ベッドが窓際にある場合、眠っているときに窓が割れると危険です。十分に対策を!

 

強風で窓がガタガタ音を立てたり、たわんでいるのを見ると、ついつい「少し開けたほうがいいのかな?」と思ってしまいますが、台風のときに窓を開けるのは絶対にNG!

きちんと閉めておくだけでなく、しっかり施錠もしておきましょう。

 

【盲点】特に豪雨では思わぬ災害になる「ベランダ浸水」。排水口の掃除を!

マンションやアパートの上層階に住んでいれば、大雨でも浸水の心配はないと思ってしまいがちですが、思わぬところに盲点が。

ベランダに溜まった水が部屋の中に入ってきてしまうことがあるのです。

水が室内に流れ込んでくるのは怖いですし、部屋中が水浸しになってしまったら、雨がおさまった後も大変ですよね。

ところで、ベランダの排水口の掃除、したことがありますか?

落ち葉やゴミなどがたまって詰まってしまうと、排水しきれずにベランダが冠水してしまいます。

ベランダでガーデニングをしている人は、土がたまってしまっていることも。

日頃からこまめに掃除するのがベストですが、せめて台風や大雨の予報が出ているときは事前に掃除しておきましょう。

普段、あまり気にしたことのないベランダの排水口。これを機に、一度チェックしてみてください。

 

参考:東京都『東京防災』

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