「デブなんだから我慢したら?」食事も間食も気をつけているのにどうすれば……恐怖の「更年期太り」

「最近、二の腕やお腹周りの脂肪が気になる」「食事や運動に気をつけているのに痩せない」など、40~50代になって悩んでいませんか?

日本人の女性は平均的に50歳頃に閉経を迎えることが多く、閉経を挟んだ前後5年間は「更年期」と呼ばれています。

この時期には、ホルモンバランスの影響で、からだや心のさまざまな不調に悩む女性が多くいます。

 

更年期女性のお悩みのひとつに「更年期太り」があります。

今回は、更年期太りの改善法について「あんしん漢方」の薬剤師、清水みゆきさんに教えてもらいました。

 

気づいたら立派な「オバサン体型」になっていた…(泣)


飲食店でパート勤務しているりょうこさん(47歳)は、この数年で急激に体重が増えて太ったと悩んでいました。

 

「30代の頃はどれだけ食べても太らなかったんです。スリムな体型が自慢で、『好きなものを我慢せず楽しく食べることが、健康的な体型を維持する秘訣だ』と豪語していたくらいです。ですが、45歳を過ぎた頃から、食べたら食べた分だけお腹やお尻、二の腕などに脂肪がつくようになって……3年間で体重が10kgも増えてしまいました」

 

自分でも気づかないうちに、いつの間にか立派な「オバサン体型」になっていたことに愕然としたというりょうこさん。

 

「先日、家族みんなで子どもが小さい頃の写真を見ていました。すると、『今のお母さんは太って見る影ないよね』『これ以上太らないようにご飯我慢したら?』と言いたい放題で、かなりショックを受けました」

 

自分でも太ったことを気にしているのに、さらに家族にも指摘されて、りょうこさんはすっかり落ち込んでしまいました。

 

ダイエット開始するも効果なし。精神的にも塞ぎ込むように……


食事制限やジムで運動などをしてダイエットに励んでも、悲しいことになかなか痩せないという、りょうこさん。

 

「食べる量を減らしても太るので、普通に食事をすることにも罪悪感を感じるようになって、精神的にもボロボロです。しかも、ストレスのせいかイライラして食欲は増すばかりです」

 

そんなある日、ネットでダイエット方法を調べていたところ、偶然「更年期太り」という言葉を知ったそうです。

 

「更年期になると太りやすくなると知って驚きました。毎月生理はありますし、更年期はまだ他人事だと思っていたんです。でも、太り始めた年齢もちょうど更年期とぴったりで……。もしかしたら、私が太った原因は更年期が関係しているのかもと考えるようになりました」

 

さらに更年期太りや更年期のダイエットについてネット検索してみると、更年期太りの解消には漢方が有効だということを発見しました。

 

「そういえば、職場の近くに漢方薬局があったはず!」

 

りょうこさんは思い切って漢方薬局に行ってみることにしました。

 

更年期太りは「気の巡り」が悪くなっていたせい!?


早速、漢方薬局でこれまでの経緯を相談したところ、やはり更年期太りだったそうです。

 

「更年期はホルモンバランスの乱れや基礎代謝の低下の影響で、太りやすくなってしまう時期です。さらに、自律神経の乱れから気(エネルギー)の巡りが悪くなるので、イライラしたり食べ過ぎたりしがちです」

 

そう薬剤師に説明されて、漢方薬が処方されました。

処方された漢方薬は大柴胡湯(さいだいことう)。

大柴胡湯は、気の巡りをよくしてストレスを軽減し、代謝のバランスを整えることで更年期太りの改善が期待できる漢方薬です。

 

「漢方薬を飲み始めると、イライラや食べることに対する罪悪感が軽減して、だんだんと気持ちが安定してきました。しかも、お通じがよくなってからだが軽くなった感じがします。薬剤師さんから食事や運動のアドバイスも受けたので、漢方を続けながら規則正しい食生活や運動も習慣にしています」

 

過去の自己流のダイエットでは結果が出なかったものの、今回は少しずつ体重や体脂肪率が低下してきたそうです。

 

「やはり数字として結果が出るとうれしいですね。『お母さんすごいね! 今の方が健康的でいいよ』と家族も喜んでくれています」

 

今ではすっかりダイエットが楽しくなっているという、りょうこさん。

漢方をとり入れながら、ヨガやランニングなどのスポーツにも励み、アクティブに毎日を過ごしているそうです。

 

■こんな悩みもありませんか?

詳しくは>>>47歳、心臓がバクバクするのは更年期?「動悸やイライラで家族関係も最悪に」

「根本的に体質を変えたい」人には漢方がおすすめ

「過食や体重増加が止まらない」
「からだへの負担が少ない方法でダイエットしたい」

 

そんな方も多いのではないでしょうか。

更年期太りは、更年期特有の問題のひとつです。

更年期の不調の改善には、婦人科の治療でも使われている自然由来の漢方薬がおすすめです。

 

漢方薬は、不調の改善と根本的な体質改善を目的としており、毎日飲むだけで、お悩みの症状の解決を目指せます。

バランスのとれた食生活や運動習慣を継続するのは大変という方でも、漢方薬なら手軽に毎日続けられそうですよね。

 

更年期太りの改善には、以下の漢方薬がおすすめです。

<更年期太りにおすすめの漢方薬>

防已黄耆湯(ぼういおうぎとう):むくみや多汗も気になる方に。
防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん):便秘やむくみ、高血圧も気になる方に。
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん):肩こりや頭痛、冷え、のぼせも気になる方に。

 

ただし、同じ更年期太りであっても、体質や体型などによって、有効な漢方薬は異なります。

漢方薬を選ぶ際は、自分の体質や状態に合っているかがとても大切です。

うまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。

 

どの漢方薬が自分に向いているのかを見極めるには、プロの力を借りるのがおすすめです。

漢方薬局や病院へ足を運ぶのは敷居が高い、対面では相談しにくいという方は、「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。

AI(人工知能)を活用したオンライン漢方サービスなら、気軽に漢方のプロに相談できます。

お手頃価格で個人に効く漢方を見極め、自宅に郵送してくれますよ。

 

●あんしん漢方:https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/

 

更年期太りには漢方薬を試してみて!

「最近急に太りやすくなった」
「若い頃のようにダイエットしてもすぐに痩せない」

 

40~50代の女性ならではの悩み、更年期太りは改善することができます。

ひとりで悩まずに専門家に相談してみませんか?

 

漢方薬で心とからだのバランスを整えて、更年期も元気に笑顔で過ごしていきましょう。

 

著者・監修者

あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師 清水みゆき

漢方薬・生薬認定薬剤師  JAMHA認定ハーバルセラピスト

製薬企業の研究所勤務を経て、漢方調剤薬局に8年間勤務。漢方薬の服薬指導、食事や養生法での健康づくりのサポート、ハーブティーやアロマの相談販売に従事。

現在も漢方調剤薬局で薬剤師として働きながら、「ママのためのやさしい漢方」のサイト運営や漢方やハーブの通信講座やセミナー講師としても活動中です。

●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/
●漢方女子:https://www.facebook.com/kampojoshi/

 

 

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