「ふでをはく」ではありません。「筆を擱く」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「筆を擱く」です。
「筆を擱く」の読み方は?
「〜く」の送り仮名から「はく」と読んだり「擱」に含まれる「閣」から連想して「かく」と読んだ人もいるかもしれませんが、残念ながらこれらは不正解。
でも「筆を擱く」という表現は、耳にしたことがある人が意外と少なくないはずです。
まずは正解を見てみましょう。
正解は……
「ふでをおく」です。
「筆を擱く」は
文章を書き終える。また、書くのをやめる。
出典元:精選版 日本国語大辞典
を意味します。
ここで「『ふでをおく』という表現は『置く』なのでは?」と考えた人も少なくないはず。「擱」には“さしおく。やめる。”の意味があり、実は「ふでをおく」は筆を置くことではなく、文章を書くのを止めることを表しています。
「筆を擱く」を表す二字熟語もあります。「擱筆(かくひつ)」は
筆をおく。特に、文章を書き終えて筆を下におく。
出典元:カクヒツ|言葉|漢字ペディア
を意味します。「これにて擱筆いたします」などの例文が挙げられます。
では「ふでをとる」はなんと書く!?
「とる」とあると「取る」と書きたくなるところです。しかし、もし“書画または文章を書く。執筆する。(出典元:小学館 デジタル大辞泉)”の意味で用いる場合には、「取る」ではなく「執る」が適切です。これも二字熟語で表すことができ、「執筆」と表します。「とる」が「取る」ではないことに納得です。
もちろん「執る」にも「取る」にも“手に持つ”の意味はありますが、「取る」と書いてしまうと筆をつかんだり自分の方へ引き寄せるなど、動作としての意味合いが強くなる印象です。
「筆を擱く」「筆を執る」ぜひ合わせて覚えてみてください。
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この記事は
レビューライター
片山香帆
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