「りょうかん」ではもちろんありません。「料簡」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「料簡」です。
「料簡」の読み方は?
「りょうかん」と読みたくなるところですが、「簡」の読みに注意してください。
なお「料簡」は
1 考え。思慮。分別。
2 考えをめぐらすこと。
3 こらえること。堪忍。
4 とりはからい。処置。出典元:小学館 デジタル大辞泉
を意味します。例文には「悪い料簡を起こす」などが挙げられます。
一般的には「料簡」ではなく「了見」と表されていることが多いです。ということは……
正解は……
「りょうけん」です。
「料簡」は「了見」または「了簡」とも書きます。
「簡」は
- 音読み カン(常用漢字表外)ケン
- 訓読み(常用漢字表外)ふだ・えら(ぶ)
と読みます。「ケン」の読みは新聞や雑誌などには用いられない常用漢字表外の読みではありますが、「簡(ケン)」と読む代表的なものといえば「料簡・了簡」なので、「『料簡・了簡』の『簡』は『ケン』と読む」と覚えていただけると幸いです。
では「料る」はなんと読む?!
「料簡」の読みが「りょうけん」だからといって、「料る」を「りょうる」と読むのは間違い。
なお先で紹介した「料簡」の意味には“考え。思慮。分別。”や“考えをめぐらすこと。”とありますが、これは「料」と「簡」がもつ意味に関わりがあります。
「料」は
①はかる。おしはかる。
②もとになるもの。使うためのもの。たね。
③てあて。出典元:料|漢字一字|漢字ペディア
を意味し、「簡」は
①文字をしるした木や竹のふだ。転じて、書物・手紙・文書。
②てがるな。おおまかな。
③つつましい。つづましい。つづまやか。
④えらぶ。よりわける。出典元:簡|漢字一字|漢字ペディア
を意味します。「料簡」は「料」①の意味と「簡」④の意味から成り立ちます。
「料る」の読みは「料」①の意味の中にあります。
正解は……
「はかる」です。
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