40代が老けて見える肌くすみ。5つの原因と対策
赤ちゃんのような透き通るような肌はもう取り戻せなくても、お手入れでなんとかしのぎたいところ。
年齢を重ねると、全体に顔色が悪く、透明感がなくなっていきがち。
それがいわゆる「くすみ」。
しわやたるみなどはもちろんですが、肌の質感、印象に大きくかかわるのでできればくすみは払っておきたいものです。
なんとなくくすみは日焼けによるメラニンの増加で黒く見えていると思っていませんか?
実際、くすみのタイプには大きく5つに分かれているのです。
1)グレーにみえる=角質肥厚型
ひじやひざなどの多くみられる、灰色がかって見える肌の部分。
あれを角質肥厚型といいます。
肌のターンオーバーの乱れ、遅れが原因で角質がたまってしまい、グレーっぽく見える部分ができてしまう状態。
身に覚えがある方もいるのでは。
お手入れ方法としては、
・ピーリングや酵素、スクラブ洗顔、ピールオフパックなどで余分な角質を取り除く。
・AHA(アルファヒドロキシ酸)、乳酸、リンゴ酸などが成分としては有効。
・パパイン、プロテアーゼなどの酵素も。
2)透明感なし、ツヤなし=乾燥型
キメが乱れて、透明感やツヤがなくなって、肌がくすんでみえるのが乾燥型。
加齢や乾燥が原因でキメが乱れ、肌の表面で凹凸ができてしまうので、光が乱反射。それが肌がくすんで見えるというメカニズム。
・基本のケアにプラスして保湿美容液や、マスク、パックなど保湿中心のケアを。
・セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン、アミノ酸などを配合しているものがベター。
3)顔色が青黒い=血行不良型
顔色が悪く、青黒いのは血行不良型の可能性。
疲労、睡眠不足、加齢などが店員で血行が悪くなることで肌がくすむタイプ。
・血行をよくすることが先決。入浴、マッサージ、ホットタオルなどが有効です。
・タバコも控え、運動も適度にすると血行が改善するでしょう。
・カプサイシン、ビタミンE誘導体、炭酸などが成分として有効です。
4)黄褐色のくすみ=糖化型
肌の中でタンパク質と糖が結びついて褐色の生成物「AGEs(最終糖化生成物)」が生まれることがわかってきました。
これが褐色をしているので、肌が黄褐色のくすみをもたらすと言われています。
・抗糖化作用のあるカモミールやドクダミなどをとり、血糖値を急増させない食事を心がけたり、糖化に注目した美容液などでケア。
・ビタミンB1/B6、ビタミンC誘導体、クエン酸、αリポ酸などが有効です。
5)肌に色むらがあり、黄みがかっている=メラニン型
紫外線や肌の摩擦などにより、メラニン色素がつくられて、排出されずに肌に残ってしまうと、色素沈着して肌がくすんでしまいます。
・紫外線をカットして美白ケアを行ったり、ターンオーバーを促しメラニンを滞らせないようにするとよいでしょう。
・ビタミンC誘導体などの美白有効成分やレチノールなどを含んだ化粧品を使用するのも効果的。
ひとくちにくすみ、といっても原因やお手入れ方法も様々。
自分のタイプをまず知ることが、くすみをはらうための第一歩。
気をつけて顔を眺めてみると、どんなタイプか見えてくるかもしれませんね。
(簡単な顔色の目安で書いていますが、必ずしもみなさんにあてはまるとは限りませんので、ご了承ください)
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