「きたん」ではありません。「忌諱」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「忌諱」です。
「忌諱」の読み方は?
「忌」を見て「きたん」と読んだ人がいるかもしれませんが、「きたん」と読む場合は「忌憚」と書き、「忌諱」とは異なります。
なお「忌憚」は
1 いみはばかること。きらいいやがること。
2 遠慮すること。多く、否定の語を伴って用いられる。出典元:小学館 デジタル大辞泉
を意味し、「忌諱」は
いやがって嫌うこと。忌みはばかるべきこと。また、遠慮して口にすべからざる事柄。
出典元:精選版 日本国語大辞典
を意味します。
どちらも意味合いはよく似ていますが、「忌諱」は「忌憚」とは異なり、「どうぞ忌憚のないご意見を」といった“遠慮すること”を表す表現がありません。「忌諱」の多くは「忌諱に触れる」の形で用いられます。
まずは正解を見てみましょう。
正解は……
「きき」です。
辞書によっては「きい」と表されていることもあります。「諱」の読みは
- 音読み キ
- 訓読み い(む)・いみな
なのですが、「諱(き)」が「い」と慣用読みされたことで「忌諱」を「きい」とも読めるようになりました。
なお「忌」も「諱」もともに「いむ」を表します。「いむ」とは“不吉なものを避ける”、“嫌って避ける”ことです。
「忌」が先頭にくる「忌諱」が一般的ですが、「諱忌」と表すこともできます。この場合も読みは「きき」で、意味も変わりません。
★他の問題にもチャレンジ!
答えは>>>こちら
続きを読む
スポンサーリンク