テレビ局勤務51歳、モデルナ1回目接種後に起きた「説明のつかない現象」
オトナサローネでは接種前の不安を軽減し、また接種後の対策も立てやすくなるよう、皆様の体験を取材しています。
7月下旬に職域接種を受けた安田あかねさん(51歳・東京都/仮名)は、テレビ局勤務の番組プロデューサー。同僚でもあるご主人、10歳の息子さんの3人で東京都内に暮らしています。
「ちょっと変わった体験をしました」というあかねさんのお話をご紹介します。
ワクチンを打つことそのものに不安いっぱい。正直イヤだった
「私の勤務先、テレビ局は報道という責務を負うため接種の対応も早く、7月上旬からモデルナ製ワクチンでの職域接種が始まりました。でも、もともと自然志向でもある私はどうしても副反応が怖くて。絶対受けない!と、いちどは予約もキャンセルしました」
7月上旬の時点では60歳以下の層の接種はそれほど進んでおらず、副反応の体験も今ほどは知られていませんでした。ですが、周囲も着々と接種を進める7月中旬、専門家に相談する機会を得て、あかねさんの心境が大きく変わったそうです。
「友人の医師からワクチンの安全性とメリットを丁寧に説明してもらえたんです。『あかねさん、もしマラリアのワクチン必須の国に撮影に行くことになったらどうですか? ためらわず打つでしょう? それと同じことですよ』という言葉がストンと腑に落ちて。その場で会社に電話し、接種の予約を取り直しました」
1回目の接種は午後早い時間帯でした。番組ディレクターや報道記者などひと癖もふた癖もある人たちが集まる会場では、接種を担当する医師も大変そうだったと振り返ります。
「例えば、接種前の医師の問診って普通は形式的なものでしょう。でも、私たちは医師にどんどん詰め寄っちゃう。心臓が弱いのですが心筋炎は大丈夫ですか? あなただったらこんな状態の自分に接種しますか? 何かあったらどうするんですか? 質問を浴びせて、納得するまで打たない(笑)」
職域接種が進むにつれ、接種前に急に泣き出した人の話、やっぱり打たないと断る人の話など、さまざまな体験も聞こえてきていました。
「私にワクチンを打った医師は、『自分も接種を受けましたけど何もありませんでした、何かあっても対応できるようこの会場に専門の医師もいます。心筋炎を心配なさっていますが必ず対応します、安心してください』と言ってくれました。最後の最後まで迷いましたが、覚悟を決めて打ちました」
衝撃的すぎる副反応「五十肩が治った」
幸いなことに、この1回目接種での副反応はごく弱いものでした。
「熱も倦怠感もなく、普通。ただ、3日ほど腕が上がらず、寝返りも打てなかったのには閉口しました。子どもがママ!って肩を触ってくると、もう張り倒したくなるような痛みで」
アカネさんにはもう1つ、レアな副反応(?)が出現しました。
「昨年の夏ごろから左肩が上がらない五十肩に悩んでいたのですが、1回目の接種の痛みが引いたら突然、前にも後ろにも腕がぐるぐるように回せるようになって。毎朝服を着るにもイテテテってなっていたのに、治っちゃった! 理由は不明ですが、びっくりしました」
スピリチュアル世界にも造詣の深いあかねさんは、たまたま接種の3週間前に霊能者のセッションを受けていたところでした。また、週に1回は整体のコーチングクラスにも通っており、メンタル面まで含めると何がどう影響を与えたのかはわかりません。
「同じ整体のクラスの50代男性にも、同じように1回目の接種後になぜか五十肩が治ったという人が一人いました。理屈の上では関連がなさそうなことがらでも、何が影響しあうかはわからないですよね」
つづき>>>51歳女性が「2回目接種のあと」さらに迷った意外なこととは?
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