
本来の読みは「きんじ」ではありません。「矜持」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「矜持」です。
「矜持」の読み方は?
「矜持」とは
自分の能力を優れたものとして誇る気持ち。自負。プライド。
出典元:小学館 デジタル大辞泉
を意味する言葉です。
最近では「矜持」を「きんじ」と読むことも、慣用読み(本来の読みではないが、広く普及した読み方のこと)として認められています。確かに「矜」の音読みに「キン」は含まれているのですが、「矜持」の本来の読みは「きんじ」ではありません。
正解は……
「きょうじ」です。
「矜」は
- 音読み キョウ・キン・カン
- 訓読み あわ(れむ)・つつし(む)・ほこ(る)・やもお
と読みます。
なお「矜」は
一キョウ
①あわれむ。かなしむ。
②つつしむ。うやまう。
③ほこる。自負する。
二キン ほこの柄(え)。
三カン やもお。妻のない男。男やもめ。出典元:矜|漢字一字|漢字ペディア
を意味します。音読みによって意味が全く違うのが面白い漢字です。そのため、以下の言葉を見ると一見違和感を覚えるかもしれません。
- 矜育(きょういく)
- 矜れむ(あわれむ)
- 矜る(ほこる)
どれも聞き馴染みのある読み方ですが、「矜」を当てると不思議な感じがしませんか?
なおクイズとした出題した「矜持」が“自分の能力を優れたものとして誇る気持ち”を意味するのと同じように、「矜る」は“自分の力量を自負する。(※1)”を意味します。ただ「矜る」には、“得意になったり自慢したり名誉にする”「誇る(ほこる)」 とは異なり、“他人を見下す。尊大にする。えらぶる。(※1)”の意味もあります。
「矜れむ」は、同じ読みの言葉の中でも馴染み深い「哀れむ」とほぼ同義で、“かわいそうに思う。気の毒に思う。(※2)”の意味があります。
そして「矜育」。これは同じ読みの「教育」とは意味が異なります。
「教育」は
社会で生活するための学問や知識を教え育てること。
出典元:キョウイク|言葉|漢字ペディア
を意味しますが、「矜育」の「矜」は“あわれむ。かなしむ。”の意味なので、
子どもなどをあわれんで育てる。
出典元:キョウイク|言葉|漢字ペディア
を意味します。
※1 ほこーる|言葉|漢字ペディア
※2 あわーれむ|言葉|漢字ペディア
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