
「あなたは、がんです」もしもそう言われたら何が起きるのか【大穂その井#1】
日本人は生涯で2人に1人ががんに罹ります。
ですが、女性の場合、6人に5人は「がんでは死亡していない」。
つまり、がんは「治療し、付き合っていく」病気へと大きく変貌しました。
日本人の生涯のがん罹患率は男性65%、女性50%。一方、がんで死亡する確率は男性27%、女性18%。
「がん登録・統計」国立がん研究センターがん情報サービスより
52歳で突如としてがんが見つかり、同時に親の介護も担うこととなった大穂その井さん。ご自身の体験を話してくれました。好評の内容を再配信します。
*このシリーズの全話リストはじめまして、大穂です
オトナサローネの読者のみなさま、はじめまして。
セルフレジリエンススペシャリストの大穂その井と申します。
耳慣れないこの肩書についてはあとで述べるとして、今、私は58才。
皆さんよりもだいぶ先輩ですね。
ひとり娘、ひとりっ子の独身。まねき猫発祥のお寺として知られている、東京世田谷の豪徳寺の近くで89才になる母と黒猫ピー助と3人で暮らしています。
50代、突然やってきた「がん宣告」と「親の介護」
こんな私に、50代になってからいきなり「がん」と「親の介護」が同時にやってきました。
ササっとまとめると、
- 51才 がん検診異常なし
ところが、
- 52才 乳がん発症(左胸全摘)
- 54才 乳がん再発、直後に父が脳梗塞で倒れ救急搬送、母が認知症発症
- 55才 抗がん治療をしながら父と母の在宅介護スタート
- 56才 50クールの抗がん治療終了、父を自宅で看取る
うひ~っ!人生最大の波がザブザブやってきている!
この間、失敗をたくさんやらかし挫折もしましたが、58才の今、おだやかに快活に生きています。そう、兄弟姉妹もいない、ひとりっ子のおひとりさまですが、がん再発と両親の介護の大波をどうにか乗り切りました。
この連載では、皆さんにもこの先やってくるかもしれない「がん」と「介護」を乗り越えるポイントを5つにまとめ、わかりやすくお伝えします。
大失敗の体験も思い切って公開し、少しでも皆さんの将来に安心感をもたらすことができれば幸いです。
肩書にある「セルフレジリエンススペシャリスト」は、わたしの造語です。「レジリエンス」は、重圧やストレス、困難な状況から立ち直る力のこと。このレジリエンスに「自らをしなやかに救うスペシャリスト」という意味を加え、セルフレジリエンススペシャリストと名乗ることにしたのです。
がんに当たる確率は50%、宝くじの7等は10%
「あなたががんになったら」という前提はちょっと不吉ですね。でも「日本人の2人に1人が生涯でがんになる」と厚労省が発表しています。確率は50%。ちなみに宝くじの7等=300円が当たる確率は10%、6等の3,000円になると確率はたったの1%だそう。(※1)
だから「当たらないかな~」と思ってくじを買い続けるよりも、がんに当たる確率のほうが圧倒的に高い。そう、がんはもう他人事じゃない。がんは災害と同じ、誰にでも突然やってきます。
その2に続く>>>もしもあなたが、がんを告知されたら「最初にすべきこと」とは
政府のがん専門機関である国立がん研究センターの情報サイト「がん情報サービス」
がん患者に対してがん医療情報をまとめている認定NPO法人のサイト「キャンサーネットジャパン」
(参考)
※1計算サイト「宝くじの確率」
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