「へりはり」ではありません。「減り張り」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「減り張り」です。
「減り張り」の読み方は?
「減る」「張る」とあれば、それぞれ「へる」「はる」と読むことができますが、「減り張り」の読みは「へりはり」ではありません。「減り張り」は、日常生活ではカタカナで表記されている印象です。意味を知ると「え、これって漢字でそう書くの?!」と驚かれる人も少なくないはずです。
「減り張り」の意味は
1 ゆるむことと張ること。特に、音声の抑揚や、演劇などで、せりふ回しの強弱・伸縮をいう。
2 物事の強弱などをはっきりさせること。出典元:小学館 デジタル大辞泉
例文には「減り張りをつける」などが挙げられます。
正解は……
「めりはり」です。
「めりはり」は「減り張り」の他「乙張り」とも書きます。
「めりはり」の語源は、邦楽で用いられる言葉「めりかり」です。笛や尺八などを演奏する際、基本より下がる音を「めり」、上がる音を「かり」と表します。この「めり」「かり」を漢字で表すと、「減上」「乙甲」となります。
とはいえ、「減」と「乙」の読みはそれぞれ
減
- 音読み ゲン
- 訓読み へ(る)・へ(らす)
乙
- 音読み オツ(常用漢字表外)イツ
- 訓読み(常用漢字表外)きのと・おと
と、漢字単体で「めり」という読みはありません。なので読みを覚える際は、「減り張り」「乙張り」と言葉全体で覚えてしまうことをおすすめします。
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