
賃貸vs持ち家論争「結婚しないかもしれない」場合の正解は?
一人暮らしの期間が長くなると、これからも支払い続ける家賃を考えれば住宅を購入してローンを返済していった方がお得なのではと、ふと頭によぎる方は多いようです。周りの友人から「住宅を購入したら結婚はできなくなるよ」とジンクスめいた言葉を浴び、賃貸と住宅購入の葛藤をしながらマネー相談にこられるケースは少なくありません。
結婚するかしないか見えないからこそ多い悩み相談
素敵なパートナーに出会えば結婚したいと思ってはいるものの、その時期がいつなのかわからないからこそ住宅の購入に悩む相談は多いのでしょう。もし結婚しないと仮定した場合、これからも家賃を支払い続けていくと考えると購入したい気持ちにかられるけれど、素敵なパートナーに出会って身動きが取りづらくなり結婚のタイミングを逃してしまうのではと懸念してしまうようです。
住宅購入後に結婚した方を何人もみてきましたが、「人に貸しやすい」「売却しやすい」立地の良い物件を持っている方は、パートナーの都合による転勤や専業主婦になるため退職することになっても自分だけの資産を持っていることを強みととらえています。一方、「実家の近くだから」「安かったから」と需要のないエリアに物件を購入した方は、素敵なパートナーに出会った喜びと同時に住宅を購入したことへの後悔を口にする方も少なくありません。
賃貸と購入のそれぞれのメリット、デメリット
住宅購入を検討する前にシングル女性における「賃貸」と「購入」それぞれのメリット、デメリットについてまずは確認しておくことがポイントです。
「賃貸のメリット・デメリット」
結婚や転職などライフスタイルの変化に強いのが賃貸のメリットです。ライフスタイルの変化に合わせ初期費用が少なく気軽に引越しができます。デメリットはずっと家賃を支払い続けても資産として残りません。
「購入のメリット・デメリット」
ローン完済後は自分の資産になり、老後の住居が確保できる安心感も得られます。デメリットはローンを抱えるという負担感、固定資産税や修繕積立費など費用はずっとかかります。
結婚してもしなくても最後はおひとり様の可能性大
平均寿命は延び続けているので、ライフプランを考える際には90歳までを仮定しています。さらに、少子高齢化に伴い年金受給の不安も叫ばれる中、老後の生活における不安を背景にシングル女性の住宅購入の相談が多いと感じています。結婚したとしても老後は離婚や死別などのケースもあり、最後はおひとり様の可能性は大きいです。
いずれにしても「購入」の場合は、無理なく定年までローン返済が可能な金額、「賃貸」の場合は、90歳までの家賃分も想定し定年までに貯蓄をしておく必要があります。
結論から言うと、「賃貸」「購入」どちらが良いのかは、それぞれの考え方や背景などによります。よって老後の家賃分を貯蓄できるのであれば「賃貸」でも良いのです。「購入」する場合は低金利だからといって無理にローンを組んで返済に追われては本末転倒です。理想としては無理のない金額でローンが組め、「人に貸したり」、「売却しやすい」物件を購入しておけば、結婚してもしなくても、どちらにしても足かせにはならいと言えるでしょう。
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