期間限定商品は作らないほうがいい~副業スモールビジネスで月3万円売れるルールvol.11
物販をしていると、季節ものに目がいきませんか? いつもと同じような商品を扱っているので、たまにはちょっと変わり種を取り入れたくもなりますよね。そんなとき、イベントがあると、私たちはそれに便乗しようとします。
私もイベントごとは大好きでして、特にハロウィンやクリスマスはいくつになってもワクワクします。でも季節モノは作りません。イベントに便乗して作ってみようかなと思っている方がいらっしゃったら、「ちょっと待って!」と言いたいのです。
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季節モノは在庫になりがち
たとえば布小物を作っている作家さんが、定番マスクに加えハロウィン柄のマスクを投入したとします。棚もハロウィン仕様に変更し、早速季節感を出してみます。すると最初は少しだけ売れます。ですがすぐに足止めになってしまうでしょう。理由はなぜか。消費者もバカではありません。季節ものは長く使えない上に在庫になることを知っているのです。今や国民的ショップとなった100円ショップでさえ、季節ものはレジ周りの一部にとどめてありますよね? 普段そんなに数が動かないハンドメイド作品を全て季節ものに変更するのはそれこそ恐ろしいことになります。
次のシーズンまで在庫を抱えるリスクが高い
万が一売れ残ってしまったらどうでしょうか。例えはハロウィンのリーズを作ったとします。ジャックオーランタンやゴーストがちりばめられた、THEハロウィンといったお決まりのリースです。いくつかのバージョンを作っておけばいくつかは売れるでしょう。でも、売れなかった分を次のシーズンまで自宅保管しなければなりません。スペースは取るし、品質は劣化し続けるし、何もいいことはありません。
商品のカラーリングとラッピングで勝負して
ですが、日本には四季があります。そしてイベントによって購買意欲も高まりますし、せっかくのイベントのチャンスをモノにしてたいのが本音ですよね。じゃあどうすればいいか。答えは簡単、THE季節モノといったようなわかりやすいものを作らなければいいのです。
「でも自分の棚に変化がないのはつまらない!」とおっしゃる方もいると思います。そんな方は、カラーで勝負すればいいのです! 例えばハロウィンなら、ジャックオーランタンやゴーストの形ではなく、パープル系のリースやオレンジ系のリースを作り、ラッピングをハロウィンにすればいいのです。ラッピングなんて商品の材料費とくらべたら安いものです。材料費や手間を掛けて商品を作り1年間在庫にすることを考えると、この方法が一番効率がいいと思います。
そしてシーズンが終わって売れ残ったら、ラッピングだけ、リボンだけを変更して、元の定番商品に戻す、と。これで家での在庫を抱えなくてすみます。
シーズンものは商品棚の活性化につながりますが……
シーズンものは棚を華やかにしてくれます。商品がいつも入れ替わっているように感じますし、お客様にとってもいいことです。しかし、新しいものを生み出すのはとても労力のいること。趣味としてではなく商売として考えるのであれば、季節モノには安易に手を出さないか、色とラッピングで雰囲気を出すくらいまでに抑えておいた方がよさそうです。
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