読めそうで読めない!?「耄碌」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「耄碌」です。
「耄碌」の読み方は?
「耄碌」単体だと「あれ…なんて読むんだっけ?」となってしまうかもしれませんが、文中にあると、すんなりと読める人が少なくないはずです。また意味を知ると「ああ、あの言葉ね!」と読みが思い浮かぶことでしょう。
「耄碌」は
1 年をとって頭脳や身体のはたらきがおとろえること。老いぼれること。
2 (「亡六」とも書く)上方かみがたで、武家奉公の下男。折助おりすけ。渡り中間。
3 上方で、けんか、ゆすりなどをする者出典元:小学館 デジタル大辞泉
を意味します。
私は恥ずかしながら「耄碌」が2、3の意味で用いられることを知らなかったのですが、1の意味を見て読みを思い出しました。
正解は……
「もうろく」です。
「耄碌」はその意味からも切ない感じがしますが、漢字の由来もかなり切ないです。
まず「耄」には
①おいる。おいぼれる。ほうける。
②としより。老人。出典元:耄|漢字一字|漢字ペディア
の意味があります。
一方「碌」は
①小石がごろごろと多いさま。
②役に立たないさま。出典元:碌|漢字一字|漢字ペディア
の意味があり、「耄碌」で用いられる「碌」は役に立たないことを意味します。
なお「耄碌」の対義語には読めそうで読めない漢字があります。
それは「矍鑠」です。「矍鑠」は“老年になっても、心身ともに元気のいいさま。(出典元:精選版 日本国語大辞典)”を意味します。
正解は……
「かくしゃく」です。
生きていれば年を取り、老いていくものですが、「耄碌」という表現が用いられることなく、ぜひとも「矍鑠」とした老後を送りたいものですね。
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