ミディアムでも自分でまとめ髪!着物&浴衣の簡単ヘアアレンジ【コツ3つ】
最近は観劇や食事会、観光などちょっとしたお出かけに着物でというアラフォー女性が増えているようです。
素敵に着こなすには、季節やお出かけシーンに合わせた着物選びだけでなく髪型も重要なポイント。着付けとともにプロにおまかせもいいけれど、ヘアくらいは自分でできたらいいですよね。
そこで、和装を引き立てる簡単アレンジのコツをご紹介。肩にかかるくらいの長さがあればできて、洋装にも対応できるので、覚えておくと重宝しますよ。
コツ1 髪表面を巻いてまとめやすくする
着物ヘアはぴちっとタイトにまとめるものと思いこんでいませんか? もちろん、フォーマルな席や、着物の格によっては正統派のまとめ髪がマッチしますが、観劇や食事会、友人の結婚パーティなら洋装のようなふわっと感もOK。
髪表面に曲線があることで女性らしさが際立ち、着物姿をより優美に輝かせてくれます。
特に髪がかたい、直毛の人は髪を巻いておくことでまとめやすくなり、ピンもさしやすく抜けにくくなるので、ぜひ取り入れたい行程です。
細めのアイロン(26mmが目安)で、まずは毛先を内巻きに。次に表面の髪を細かく取り分けて、アイロンを毛束の中間から入れらせん状に髪をまきつけていきます。
巻く方向は内でも外でもやりやすい方向でOK。まとめてしまうので、気にしないで。
アイロンで巻くのは苦手という人は、マジックカーラーやホットカーラーを利用しても。髪にゆるい動きをつけることがポイントです。
コツ2 ワックスをしっかりともみ込む
髪がベタつくのがイヤと敬遠する人も多いワックスですが、まとめ髪には欠かせないアイテム。
油分を含んだワックスをつけることで、髪1本1本がくっついてとまりがよくなり、くずれにくくなります。また、乾燥や傷みでパサついた髪もつややかに見える効果もあるんです。
アラフォーになると目立ってくるもしゃもしゃした髪や飛び出てくる短い毛も、ワックスをしっかりともみ込むことでピタッとおさまります。
ただし、つけすぎると髪が重くなり、かえってくずれる原因になるので注意。まずは小豆大を指の間までよくのばし、内側から手ぐしを入れて髪全体になじませること。次に髪の中間から毛先にかけて毛束をギュッと握るようにしてもみ込みます。ワックスが足りないときは少しずつ足していきましょう。
髪表面だけにペタッとつけがちですが、せっかく巻いてふんわりした髪がつぶされてしまうのでNGです。
コツ3 きっちりまとめて最後にくずす
どこかゆるっとしたつくり込まないまとめ髪が最近の主流。これ、最初からゆるくつくるとすぐにくずれてしまい、失敗のもと。結ぶ、ねじる、編む、どのテクニックでも最初はきっちりとつくり、後からくすずのが正解です。
くずすときのポイントは、一気に毛束を引き出すのではなく“少しずつ”ということ。人さし指と親指で毛束を少しつまみ、ちょっとずつこまめにゆるめていきます。最初に髪を巻いているので、ほんの少し毛束を引き出しただけでも表情豊かなスタイルになるんです。
着物のときはくずしすぎるとだらしなくなるので、後頭部のふくらみ出しと、ねじりや編みの表面にほんのり凹凸をつくる程度にとどめておきましょう。
サイドからえり足をねじれば、伸ばしかけの髪でもスッキリとまとまります。ねじることで、後頭部に自然なふくらみが生まれるので、たくさん毛束を引き出さなくても品のある高さが出て和装にぴったり。前髪や生え際をタイトにしているので、落ち着いた大人女性を演出できます。
シンプルなスタイルなので、ヘアアクセで雰囲気を変えることも可能。着物にあわせて選んでみてください。
着物ヘアのバリエーションを増やしたいという人は……
プロ直伝の正統派なまとめ髪や「くるりんぱ」をつかった旬のアップヘアまで着物ヘアが満載の『着物&ゆかたのヘアアレンジ』。アレンジが苦手という人でも、プロセス写真が大きくて見やすいのでわかりやすくなっています。
「きちんと」「大人可愛い」のテイスト別や、シーン別でスタイルを提案しているから、着物初心者でもぴったりのヘアが見つかります。
監修/森 由香利
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