「こうどろ」ではありません。「拘泥」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「拘泥」です。
「拘泥」の読み方は?
「泥」は「どろ」と読めますが、「拘泥」の読みは「こうどろ」ではありません。また「拘泥」は「どろ」や「ぬかるみ」を表す言葉ではありません。
「拘泥」は
あることを必要以上に気にしてそれにとらわれること。こだわること。
出典元:精選版 日本国語大辞典
を意味します。
まずは正解を見てみましょう。
正解は……
「こうでい」です。
「拘泥」の「拘」は「拘束(こうそく)」や「拘る(こだわる)」の意味からも伝わるように、
①とらえる。つかまえる。とどめておく。
②かかわる。こだわる。ひっかかる。出典元:拘|漢字一字|漢字ペディア
を意味する漢字です。
一方「泥」といえば、やはり「どろ」や「どろ状のもの」が思い浮かぶかと思いますが、実は“なずむ。こだわる。”も意味します。
「拘泥」は、似た意味をもつ「拘」と「泥」が組み合わさることで「こだわる」の意味が強調されているんですね!
「拘」の読めそうで読めない訓読み
では以下の言葉はなんと読むでしょうか。
- 拘る
- 拘わる
- 拘める
- 拘える
一番上の「拘る」は上記に答えがあります。送り仮名が「〜る」か「〜わる」で違う読み方になります。
「拘」は、「手」と「句(=鉤)」から成る漢字で、「鉤(かぎ)」は先が曲がった棒状の器具を指します。手をかぎのように使い、物をひっかけ、とどめる意味を表します。上記4つの言葉のいずれも、「拘」が表す意味が感じられるものばかりです。
正解は……
- こだわる
- かかわる
- とどめる
- とらえる
です。
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参考文献:拘|漢字一字|漢字ペディア
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