「たとえ」ではありません。「愈」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「愈」です。
「愈」の読み方は?
「たとえ」と読めるのでは?と推測した人がいるかもしれません。しかし「たとえ」を漢字で表すとなると「例え・譬え・喩え」となり、「愈」とは異なる漢字だと分かります。
「愈」は「愈々」とも書きます。「愈」は「非常に」「大変」「全然」などと同じ副詞で、その類語には「更に」「ますます」などが挙げられます。
まずは正解を見てみましょう。
正解は……
「いよいよ」です。
「愈・愈々」は
1 持続的に程度が高まるさま。ますます。より一層。
2 不確定なものが確定的になるさま。まさしく。
3 待望していた物事が成立したり実現したりするさま。とうとう。ついに。
4 重大な事態に至ろうとしているさま。いざ。出典元:小学館 デジタル大辞泉
を意味します。
部首「辶(しんにょう・しんにゅう)」+「兪」で「逾」と書いても「いよいよ」と読みますが、いずれも日本漢字能力検定準1級・1級に相当する漢字であり、日常生活ではひらがなで表記されることが一般的なので、見かける機会は少ないかと思います。
ではここでもう一問漢字クイズを出題します。
こちらも日常生活ではあまり見かけないかもしれませんが、「愈」や「逾」、「喩え」に共通する「兪」を使った「兪り」はなんと読むでしょうか。
「兪り」は“承諾や同意を表す語。はい。そのとおりだ。(出典元:※)”を意味します。
「兪り」は「然り」とも表すことができます。
正解は……
「しかり」です。
※しかーり|言葉|漢字ペディア
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