「たよれる」ではありません。「凭れる」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「凭れる」です。
「凭れる」の読み方は?
「凭」は日本漢字能力検定1級に相当する漢字であり、常用漢字表外の漢字でもある、日常生活にあまり馴染みのない漢字です。ですが「凭れる」という表現自体は、一度は耳にしたことがあるはずです。
ただし、「〜れる」の送り仮名から推測して「たよれる」と読むのは間違い。「たよれる」を漢字で表すと「頼れる」です。
「凭れる」は「胃が凭れる」などに用いられます。ですが「あれる」ではありません。「あれる」の場合は「荒れる」です。では「凭れる」は……?
正解は……
「もたれる」です。
「凭れる」は
1 人や物に自分のからだの重みをあずける。寄りかかる。
2 食べた物が消化されないで胃に残り重苦しく感じられる。
3 しつこくつきまとう。甘えて頼る。出典元:小学館 デジタル大辞泉
を意味します。
なお「凭」の読みは
- 音読み ヒョウ
- 訓読み よ(る)・もた(れる)
です。
「凭る(よる)」は一見何を表しているのか分かりにくく感じますが、意味は「凭れる」の1に近く、
ものを支えにして体重をかける。もたれかかる。
出典元:よ−る|言葉|漢字ペディア
で、「椅子に凭りかかる」などに用いられます。
上記の「よりかかる」は一般的には「寄りかかる(寄り掛かる)」と表されますが、「凭」の他、「倚」を用いた「倚り懸かる」もあります。いずれも
1 からだをもたせかける。もたれかかる。
2 自分の力でなく、他を頼みにする。出典元:小学館 デジタル大辞泉
を意味します。
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