「ちくせき」ではありません。「燧石」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「燧石」です。
「燧石」の読み方は?
「燧」の一部は「遂に(ついに)」の「遂」や「逐一(ちくいち)」の「逐」に似ているようにも見えますが、これらの読みで「燧石」を「ついせき」「ちくせき」と読むのは、残念ながら間違いです。
「燧石」は
玉髄に似た石英の一種。緻密ちみつで硬く、灰色や黒色のものが多い。火打ち金と打ち合わせて発火させ、火打ち道具として用いた。
出典元:小学館 デジタル大辞泉
を意味します。
正解は……
「ひうちいし」です。「すいせき・ずいせき」とも読みます。
基本的には「火打ち石」と表されるはずなので、「燧石」の表記はあまり見かけないかもしれませんが、道具として表す際には「ひうちいし」と、石の種類を表す際には「すいせき・ずいせき」と読むと相手に伝わりやすいです。
「燧」の読みには「ひうち」の他、音読み「スイ」と訓読み「のろし」があります。「燧」には“①ひうち。火をつける道具。②のろし。合図の火。(引用元:燧|漢字一字|漢字ペディア)”の意味がありますが、「燧」を含む表現で「のろし」と読むことはほとんどないと思われます。どちらかというと「『燧』には“火をつける道具”や“合図の火”の意味がある」と覚えておくとよいでしょう。
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