
寝室のインテリアに「赤」はNG、その理由は?
みなさんは普段どんなお部屋や寝具で寝ていますか? 日中のお洋服やメイクほど、寝室のインテリや寝具、パジャマにこだわる人はいないのではないでしょうか?
実はぐっすりぐっすり眠れるためには、寝室のインテリアや寝具にもこだわってほしいポイントがあるのです。今回はそのことについてお話したいと思います。
「睡眠五感」が快適な空間作りのカギに
「快眠空間」づくりの基本として、「睡眠五感」という言葉があります。睡眠五感とは、光や色などの「視覚」、香りの「嗅覚」、音の「聴覚」、温湿度コントロールの「温熱感覚」、寝具の肌ざわりの「触覚」の5つをさします。
これらの5つの感覚を整えることで、健康とキレイを育む「快眠空間」ができあがるのです。特に、人が情報を得るうえで視覚は87%を占めるといわれており、光と色は、眠りを左右するとても重要な要素です。
就寝1時間前になったら、部屋の照明はやや暗めの暖色系にすることが快眠のための絶対条件。そして、カーテンやかけぶとんのカバー、カーペットなど、寝室内で視界に入りやすいアイテムはリラックスできる色で統一しましょう。
インテリアに赤は避けて
色彩は、私たちの体や心にさまざまな影響を与えていますが、意外と意識をしている人は少ないようです。
たとえば、赤い部屋に入ると、脈拍数や呼吸数が増えて暑く感じます。そして、短い時間でも長くいたように感じます。一方で、青い部屋に入ると、脈拍数や呼吸数が減って涼しく感じ、長い時間が短く感じられます。
また、同じコーヒーでも、茶色のカップに入れて出されると味が濃いと感じ、黄色だと薄いと感じるといった研究結果もあるのです。
どうしてこういうことが起こるのでしょうか? 私たちは色の情報を視覚で受け取ると、その色によって筋肉が緊張したり、ゆるんだりするからです。そしてこの筋肉の緊張度合いを数値化したところ、パステルカラーのようなやさしい色合いは、緊張の度合いが低くリラックスしていられる色彩で、赤色などのビビッドな色合いは緊張度が高いことがわかりました。
寝室にはリラックスできる色を
寝室は、1日のたまった疲れを最大限に癒す場所。ぜひ、リラックスできる色合いのものを選びましょう。白系が好きな人はアイボリーや薄いベージュ、黒系が好きな人は薄めのグレーやブルーなどがおすすめです。
もし色に迷ったら、薄いピンクを試してみて。お母さんの子宮の中にいた頃を思い出し、心が安らぐといわれています。実際、米国の刑務所で壁をピンクに塗りかえたところ、囚人たちが一様におとなしくなったという報告もあるほど。看護師さんたちのナース服も、最近は薄いピンクが増えましたよね。
暑い夏は薄めのブルー、気持ちが高ぶりやすい人はやさしいグリーンなど、季節や自分の状態によってリラックスカラーを寝室にとり入れてみてください。睡眠空間を、寝るためだけの場所ではなく、自分をいたわるセラピー効果のある「快眠空間」へと変えていきましょう。
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寝室に赤があってはいけない、徹夜すると翌日のパフォーマンスが6割低下する、
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ビジネスパーソンにもおすすめの1冊です。
ストレスと眠りの関係はもちろんのこと、眠れるためのヨガや指もみエクササイズ、
よい眠りをもたらすための習慣、食事(栄養素・ジュースでとる、食事でとる)を写真やイラスト、チャートでわかりやすく説明。
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