「自分にだけはワクチン副反応が出ない」ナメて3回目接種を受けた女性の悲劇とは
「1回目、2回目は職域接種のモデルナでした。3回目は敢えてファイザーで交差接種にしたのですが……」。57歳女性の副反応体験を聞きました。前半記事『3回目ワクチンの副反応「なめてました、こんなに怠いとは」ファイザー接種女性の体験は』の続きです。
(この記事は体験を可能な限りそのまま迅速に伝えることを目的とするため、内容は生の声をそのまま納め、感染症専門家の査読を経ていません。趣旨ご理解の上お読みください)
夫も1日遅れで接種。むしろ2人ともコロナ感染か?と疑う事態に
そんな中、金曜午前にご主人が3回目接種を受けました。さつきさんが倒れていた金曜のうちには家事を代わってくれたご主人でしたが、土曜の明け方に熱がある、だるいと副反応を訴え始めました。
「夫は3回ともファイザーで、1回目2回目は無症状だったにもかかわらずです。夫が副反応を訴えはじめたとき、私もピークをちょっと越えたくらいで、とにかく頭が回らなくて。すぐに鎮痛剤を飲んでもらいましたが、大飯ぐらいの夫が丸1日なにも食べられず倦怠感に耐えていました」
むしろ、これは副反応ではなく、夫婦でコロナに感染しているのかも?と疑うような症状だったと振り返ります。
「夫は在宅中心の勤務でしたが、私は会社に出社していたので、どこかで感染していてもおかしくない。でも、のどの痛みはないし、月曜の朝にセルフの抗原検査を受けたら陰性でしたので、やっぱり副反応でした。とにかく夫婦で一緒に接種受けるのだけはダメですね、すべてダメな中でそれがいちばんダメでした」
副反応がなかったらラッキー。入念に準備をしてから接種したほうがいい
何度も繰り返しますが、そもそも副反応をナメすぎていたと反省するさつきさん。特に備えも買わず、鎮痛剤も飲料の買い置きもなく、仕事もフルに入れたままで打ってしまいました。
「たとえばレトルトでチンできる食事を用意しておくべきでした。土曜は私も起き上がり、ふらふらとスーパーに行ったのですが、ポトフにしようと野菜と肉を買ったはいいけれど、ぼんやりしていてポトフのもとを買い忘れ、しんどいのに2回スーパーに行く羽目になりました。そもそも買い物なんて行かず、出前でもよかった。でも、だるくってそんな判断力もなくなるんです」
結局、倦怠感といやな悪寒は週末の間じゅう残りました。徐々によくなっていくものの、すっとは消えません。月曜も普段が100ならば95くらいのスタートで、立ち上がるとくらっとしたりふわっとしたり、何とも言えない症状が残ったそうです。
「3回目のワクチンは副反応が何も出なかったらラッキー程度に思って、仕事は休む調整をつけ、倒れてもいいように買い物もしてから受けたほうがいいと思います。また、夫婦は中3日以上あけることも大事。逆に、接種から12時間は元気なままなので、打ったら12時間以内に家事を済ませて着替えてお風呂に入って、ごはんも食べて備えたほうがいいです!」
感染症の専門家の情報を積極的に集めてください
さつきさんはここまで、不確かな噂に右往左往せずに済むよう、ニュース全般ではなく、感染症の専門家の発信だけを厳選して読んできたそうです。
「特におすすめなのは、LINE公式アカウントの『東京都新型コロナウイルスサポート』。毎日感染状況が送られてきます。ツイッターでも、たとえば大曲貴夫先生、忽那賢志先生、堀成美先生、坂本史衣先生、今村顕史先生など、感染症の専門家をフォローしています」
ニュースで流れてくる感染者数や死者数はリアルタイムの数字ではないため、7日間移動平均という数字で大きな枠を捉えているというさつきさん。
「過剰な煽り記事で不安になるより、専門家の発信で事態を把握したほうがいいと思っています!って、ネットの記事で言うことじゃないですけどね(笑)」
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