3回目ワクチン副反応で「リンパが痛む」人が急増!鎮痛剤は飲んでいいの…?【医師に聞く】

思ったほど進まない3回目ワクチン接種ですが、どうやら副反応の発生や度合いは「2回目とおおむね同じくらい」と捉えていいみたい。2回目よりひどいわけでも、軽いわけでもない気配です。

 

ワクチン副反応の聞き書きを進めていくと、2回目よりも「リンパの痛み」の訴えが増えていると感じます。『3回目ワクチン副反応「丸3日痛みに苦しみ抜きました」その驚きの部位とは?

 

副反応でこの痛みが出たらどうすればいいのか、豊洲はるそらファミリークリニックの土屋裕先生に教えてもらいました。

 

リンパって何?どうして副反応でリンパが痛むんですか?

――リンパが痛む、リンパが腫れるという声を多数聞きました。

まず、痛んでいるのはリンパではなく「リンパ節」です。炎症を起こし腫れている症状を「リンパ節炎」と呼びます。

 

「リンパ節」は、身体に異物が侵入してきたとき、その情報をキャッチし身体に情報を流して、炎症が起きるよう促す役割を持っています。同時に、こういう異物が入ってきたよという情報をいろいろな細胞に伝達させる役割、また体に侵入したウイルスや細菌、老廃物を排除する役割も持ちます。

 

これらの循環を行うための液体がリンパ液。液が通る通路がリンパ管。リンパ管とリンパ管の間の関所のような役割をするのがリンパ節。免疫に関わるリンパ系の総称がリンパです。

 

扁桃腺はのどにあるリンパ組織です。口から入ってきた異物を受け止めて炎症を起こさせてやっつけ、身体にはこういうものが入ってきたので注意してくださいと物質を出して教える基地。そのため、風邪をひくと扁桃腺が腫れるのです。

 

異物が侵入すると、身体は免疫力を高めてそれを排除します。熱が出るのは、体温を上げると免疫を司る細胞が働きやすくなるから。また、体温が上がり異物がキャッチされたリンパ節の血管が拡張することでリンパ節が腫れ、血液の流れがよくなり異物をやっつける細胞が到達しやすくなります。痛みを出ぜばここで炎症が起きているというシグナルにもなります。これらの複合で熱、腫れ、痛みが出ます。

 

ワクチンは病原体そのものではないため、一般的なワクチン接種でのリンパ節炎はそれほど起きません。2~5%程度と言われます。むしろ風邪やインフルエンザで扁桃腺や首のリンパ節が腫れることが多いでしょう。ただし、身体に同じ異物が何度も入ると身体は刺激に反応しやすくなり、免疫を高めて抗体を作ろうと働きます。3回目のワクチン接種では、ファイザー5%、モデルナ20%くらいリンパ節が腫れると言われています。

 

 

どこが痛めば「リンパ節」なのか?

――リンパ節という言葉は知っていますが、どこにリンパ節があるのかを知りません。

リンパ節は身体のどこにでもあるわけではありません。コロナワクチン接種でよく痛むのが、腋窩リンパ節のほか、首にある頸部リンパ節、鎖骨の上の鎖骨上窩リンパ節。打った側のほうが痛くなる傾向です。

リンパ液の特徴は、身体の末端から中心へ向かって筋肉の収縮で流れてくること。太い血管に入って血流の流れに乗ります。連鎖的にリンパ節が痛み始めたというお話ですが、炎症の物質がリンパの流れにのって全身を回るため、こういうものがきたよという信号がめぐり、炎症の反応が連鎖しているのだと考えられます。厚労省の副反応報告を見ても全身のリンパ節が腫れることがあると書かれています。

 

腰が痛んだというお話があったそうですが、もしかしてそれはリンパ節ではなく筋肉痛かもしれません。足の裏が傷んだというお話もあったとのことですが、腰や足の裏には上図の通りリンパ節はないため、他の何かの痛みではないかと推測します。

 

つづき>>>リンパ節が痛む、腫れる。どんな薬を飲めばいいの?冷やすべき?温めるべき?そしてお風呂はどうすれば?

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この記事を書いたのは
OTONA SALONE編集部 井一美穂

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