「典型的更年期オバサンだよね」職場でブチキレまくって孤立した48歳、辿り着いた解決策は
40~50代になり、「最近、気分の浮き沈みが激しい」「精神的に不安定になった」などの悩みがありませんか?
日本の女性は、平均で50歳頃に閉経を迎えることが多く、閉経を挟んだ前後5年間は「更年期」と呼ばれています。
この時期はホルモンバランスの影響で、からだや心のさまざまな不調に悩む女性が多いようです。
更年期女性のお悩みのひとつに「気分のムラが激しい」といった精神症状があります。
今回は、更年期の激しい気分のムラを改善する方法について「あんしん漢方」の薬剤師・清水みゆきさんに教えてもらいました。
ダメだとわかっているのに……人にキツく当たってしまう
夏美さん(48歳)は、最近、感情の起伏が激しいと悩んでいました。
「陽気で明るい日もあれば、気持ちが沈んで誰とも話したくない日もあって……気分が滅入る日は表情も暗くて近寄りがたいどんよりしたオーラを出しているみたいです」
それだけでなく、些細なことでカッと頭に血が上ることも多いという夏美さん。
「職場で忙しいときに後輩から声をかけられると、『自分で考えて!』『昨日教えたでしょ!』とカッとしてついキツイ言い方で返事をしてしまいます」
夏美さんは感情の浮き沈みがコントロールできないせいで、日常生活が上手くいかないと途方に暮れていました。
会社では「わがままで気分屋の困った人」と噂に
激しく気分が変わる夏美さんに職場の人も困惑気味。
「サボってばかりいる」
「最近イライラしていて面倒」
「声をかけても返事がない」
気付けば、夏美さんは会社ですっかり噂になってしまいました。
「夏美さん、最近何か困っていることはある?なんだか様子が違うから心配なの」
見かねた女性の上司が、夏美さんに声をかけてくれたそうです。
「周りに迷惑をかけて申し訳ないし、いい年して恥ずかしい……でも、激しい気分のムラに疲れて困っているのは、他でもない自分自身なんだわ」
そう気付いた夏美さんは、上司に事情を話してみました。
「年齢的に更年期じゃない?更年期って、メンタルのバランスが崩れるっていうわよ」
と上司は、夏美さんにやさしく教えてくれたそうです。
つづき>>>>ネガティブなことばかりではない更年期。困っているなら我慢せず対策を始めるのが大切
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