「これまでつかなかった場所に脂肪がつく」そんな更年期におすすめの漢方とは?
更年期女性によくあるお悩みのひとつに、内臓周りに脂肪がつく「メタボ体型」があります。
「あんしん漢方」の薬剤師・清水みゆきさんに教えてもらいました。
『「妊娠してる?」いえ、このお腹ぽっこりは更年期太りなんです…50歳はどう対策したのか?』に続く後編です。
更年期は今までつかなかった場所に脂肪がつく!
漢方薬局では丁寧なカウンセリングがあったそうです。
「更年期は女性ホルモンが減少して代謝も落ちるので、内臓脂肪が増えるんです。メタボは男性に多い印象があるかもしれませんが、女性でも悩んでいる人は多いですよ」
と薬剤師からの説明があり、生活習慣や栄養の指導とともに漢方薬が処方されました。
処方された漢方薬は桃核承気湯(とうかくじょうきとう)。
滞った血や気の巡りをよくして、更年期女性のメタボ体型の改善が期待できる漢方薬です。
「漢方薬を飲み始めて、まずお通じがとてもよくなりました。そして、だんだんとおなか周りもスッキリしてきました。またお気に入りの洋服も着られるようになって嬉しいです」
「根本的にメタボ体型を改善したい」人には漢方がおすすめ
「メタボ体型を根本的に解消したい」
「いろいろ試したけれどおなか周りだけは全く痩せない」
という方には漢方薬がおすすめです。
更年期になると、基礎代謝の低下に加えて、脂質代謝に関わる女性ホルモンの急激な減少により、メタボ体型になりやすくなると考えられています。
漢方薬は、ホルモンバランスの乱れを整えて、腹部の皮下脂肪を減らしたり、内臓脂肪を燃焼させたりすることによって、メタボ体型の改善が期待できます。
また、不調の改善と根本的な体質改善を目的としているため、メタボ以外の便秘やイライラによる過食なども同時に改善が可能です。
バランスのとれた食生活や運動習慣を継続するのは大変という方でも、漢方薬なら毎日飲むだけで、お悩みの症状の解決を目指せます。
更年期のメタボ体型の悩みには、以下の漢方薬がおすすめです。
<更年期のメタボにおすすめの漢方薬>
- 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん):生理痛や肩こり、冷えが気になる方に。
- 防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん):便秘やむくみ、高血圧が気になる方に。
- 大柴胡湯(だいさいことう):肩こりや動悸、便秘が気になる方に。
ただし、同じメタボという悩みであっても、体質や体型などによって有効な漢方薬は異なります。
漢方薬を選ぶ際は、自分の体質や状態に合っているかがとても大切です。
うまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。
どの漢方薬が自分に向いているのかを見極めるためには、プロの力を借りるのがおすすめです。
漢方薬局や病院へ足を運ぶのはハードルが高い、対面では相談しにくいという方は、「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに一度相談してみるのもいいでしょう。
AI(人工知能)を活用したオンライン漢方サービスなら、気軽に漢方のプロに相談できます。
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漢方で更年期のメタボから抜け出そう!
「おなかだけぽっこりしている」「なかなか痩せない」といったメタボ体型の悩みは更年期が原因かもしれません。
ひとりで悩まずに専門家に相談してみませんか?
漢方薬でからだの内側からバランスを整えて、更年期も笑顔で過ごしていきましょう。
<この記事を書いた人>
あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師 清水みゆき
漢方薬・生薬認定薬剤師 JAMHA認定ハーバルセラピスト
製薬企業の研究所勤務を経て、漢方調剤薬局に8年間勤務。漢方薬の服薬指導、食事や養生法での健康づくりのサポート、ハーブティーやアロマの相談販売に従事。
現在も漢方調剤薬局で薬剤師として働きながら、「ママのためのやさしい漢方」のサイト運営や漢方やハーブの通信講座やセミナー講師としても活動中です。
●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/
●漢方女子:https://www.facebook.com/kampojoshi/
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