「たくび」ではありません。「掉尾」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「掉尾」です。
「掉尾」の読み方は?
「掉尾」の「掉」に含まれる「卓」の字から、「掉尾」を「たくび」と読んだ人がいるかもしれませんが、残念ながらそれは間違い。
まずは正解を見てみましょう。
正解は……
「ちょうび」です。
「掉尾」とは
物事が、最後になって勢いの盛んになること。また、最後。
出典元:小学館 デジタル大辞泉
という意味です。
「掉尾」は“尾を振ること”も意味します。「掉」の字そのものに“ふるう。ふる。振り動かす。(出典元:掉|漢字一字|漢字ペディア)”という意味があります。
「精選版 日本国語大辞典」によると、“一説に、つかまえられた魚が死ぬ直前に尾を振るの意とする。”とあります。ここから物事の終わり、物事が最後になって勢いが盛んになることを示すようになりました。
また「掉尾」の読みには「とうび」も挙げられます。「とうび」は「掉尾」の慣用読みです。慣用読みは、本来とは異なる読み方が一般に広く普及して定着した読みのことです。「とう」の音は「掉」の音読みです。
「掉」の読みは
- 音読み トウ・チョウ
- 訓読み ふる(う)・ふ(る)
です。
「掉」自体が日本漢字能力検定1級に相当する漢字なので、日常生活で見かける機会は少ないかもしれませんが、本記事をきっかけに覚えていただけると幸いです。
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