「薄色スカートの日に限って生理」46歳が更年期のはじまりサインにとった対応は？

更年期女性のお悩みのひとつに「月経異常」があります。

月経異常とは、月経周期や持続期間、出血量が正常な月経とは異なる状態をいいます。

今回は、更年期の月経異常を改善する方法について「あんしん漢方」の薬剤師・清水みゆきさんに教えてもらいました。

月経異常は閉経間近のサイン？

婦人科を受診したさえさんは、ここ半年ほどで生理周期が長くなり、月経量や日数も不安定になった現状を説明しました。

「更年期に入って閉経を控えているのが原因でしょう。周期の乱れや出血の異常がある場合、漢方でホルモンバランスの乱れを整えて規則正しい生活を心がけるといいですよ」

と医師から説明されて、漢方薬が処方されました。

処方された漢方薬は温経湯（うんけいとう）。

温経湯は、血（けつ）を補い巡りをよくしてホルモンバランスを整え、月経不順や更年期障害の改善が期待できる漢方薬です。

「漢方薬を飲み始めてから、まず生理の出血量が落ち着き、生理周期も少しずつ整ってきました。年齢的に更年期はまだ早いと思っていましたが、気持ちに余裕を持って準備していきたいですね」

「根本的に月経異常を改善したい」人には漢方がおすすめ

「月経異常を根本的に解消したい」

「ホルモン補充療法には抵抗がある」

そんな方も多いのではないでしょうか。

更年期の月経のトラブルには、日本産婦人科学会も推奨している漢方薬がおすすめです。

更年期になると女性ホルモンの減少により、月経量の減少や増加、月経周期の乱れなどの月経異常が起こりやすくなります。

漢方医学では、月経やストレスなどで悪くなった血液の巡りや、ドロドロした血液、冷える体質をからだの内側からよくすることで、月経の異常や月経時に起きるさまざまな症状を根本から改善させます。

漢方薬は、心とからだ全体のバランスの乱れを整えるので、月経異常だけでなくイライラや疲労感、冷えなどの更年期のさまざまな不調も改善してくれるのです。

また、不調の改善だけでなく、根本的な体質改善を目的としている漢方薬は、自然由来の成分がからだにやさしく働くため、毎日飲むだけで症状の解決を目指すことができます。

＜更年期の月経異常におすすめの漢方薬＞

• 桃核承気湯（とうかくじょうきとう）：のぼせや便秘、イライラが気になる方に。
• 芎帰膠艾湯（きゅうききょうがいとう）：冷えや貧血、痔出血が気になる方に。
• 当帰芍薬散（とうきしゃくやくさん）：めまいや冷え、むくみが気になる方に。

漢方薬を選ぶ際の重要なポイントは、その人の状態や体質に合っているか、という点です。

うまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。

どの漢方薬が自分に向いているのかを見極めるためには、専門家に力を借りるのがおすすめです。

漢方に詳しい薬剤師がAIを活用し、お手頃価格で、個人に効く漢方を見極めて自宅に郵送してくれる「あんしん漢方（オンライン個別相談）」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。

相談もスマホで完結するので、対面では相談しにくい悩みも気軽に相談できます。

更年期の月経異常から抜け出そう！

あなたを悩ます月経のトラブルの原因は更年期かもしれません。

我慢せずに専門家に相談してみませんか？ 漢方薬でからだの内側からバランスを整えて、更年期も笑顔で過ごしていきましょう。

＜この記事を書いた人＞

あんしん漢方（オンラインAI漢方）薬剤師　清水みゆき

漢方薬・生薬認定薬剤師　　JAMHA認定ハーバルセラピスト

製薬企業の研究所勤務を経て、漢方調剤薬局に8年間勤務。漢方薬の服薬指導、食事や養生法での健康づくりのサポート、ハーブティーやアロマの相談販売に従事。

現在も漢方調剤薬局で薬剤師として働きながら、「ママのためのやさしい漢方」のサイト運営や漢方やハーブの通信講座やセミナー講師としても活動中です。

●あんしん漢方（オンラインAI漢方）：https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/

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