「ぱいぱい」ではない!必ず読めない超難読の日本語3つ(後編)
今日は、普段よく使っている畳語を漢字にしてみたものを3つ紹介します。後編です。
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愈々の読み方
例文
1 雨が愈愈(いよいよ)激しくなる。
2 愈愈(いよいよ)本降りだ。
3 愈愈(いよいよ)という時になっておじけづいた。
「愈」は、勝る、他のものを超えるという意味がある漢字。副詞的に使う場合「いよいよ」という意味を持ちます。
第2問:「追追」の読みは?
ヒントを読んで、読み方を当ててみましょう!
「追追」の意味は次の通り。
1 順序を追って。だんだん。
例文「追追説明します」
2 しだいに。
例文「追追暖かくなる」
分かりましたか?
正解は……
例文
1 追追(おいおい)説明します。
2 追追(おいおい)暖かくなる。
「追」は、皆さんご存知「おいかける」という意味の漢字ですが、「追加」「追記」などから分かるように、事の済んだ後から追いかけて、必要なことを付け加えるという意味もあります。副詞的に使う場合は、こちらの意味になりますね。
第3問:「兀兀」の読みは?
ヒントを読んで、読み方を当ててみましょう!
「兀兀」の意味は次の通り。
・着実に努力したり律義(りちぎ)に働き続けたりするさま。
例文「兀兀働く」「兀兀貯金する」
分かりましたか?
正解は……
例文
・ 兀兀(こつこつ)働く。
・ 兀兀(こつこつ)貯金する。
「兀」は、山などの上が、高くて平らな様子を表す漢字。重ねることで「他を抜いてただひとり、ただ一つとがんばるようす」を表すのです。
どうでしたか? どれも普段使っている単語だったと思います。漢字で書くと読めないこともあり、このような畳語は仮名表記することが多いのですが、漢字で書くとこういう字を使うのだと分かっていると、これらの畳語をより深く理解することになると思います。日本語って面白いですよね。
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