「さっそう」ではありません。「颯颯」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「颯颯」です。
「颯颯」の読み方は?
どこかで一度は「颯」を用いた言葉を見たことがあるのではないでしょうか。たとえば「さっそう」という言葉で「颯」の字が用いられています。とはいえ、本記事でご紹介する「颯颯」の読み方は「さっそう」ではありませんし、「そうそう」でもありません。
「さっそう」は「颯爽」と表します。
では「颯颯」は……?
正解は……
「さっさつ」です。
「颯颯」とは
1 風が音を立てて吹くさま。
2 人柄などが、さっぱりしたさわやかな印象を与えるさま。出典元:小学館 デジタル大辞泉
という意味です。
ちなみに「颯爽」は
人の姿や態度・行動がきりっとして、見る人にさわやかな印象を与えるさま。
出典元:小学館 デジタル大辞泉
という意味です。
「颯颯」「颯爽」に共通する「颯」は音読みで「サツ・ソウ」、訓読みで「はやて」と読みます。
音読みに「ソウ」とありますが、公益財団法人日本漢字能力検定協会が運営する「漢字ペディア」には「颯」がつく言葉で「ソウ」と読むものは記載されていません。「『颯』は音読みで『サツ』と読む」と覚えておけば「颯颯」も「颯爽」も読み間違えにくくなるはずです。
上記サイトでは、漢字の成り立ちについて“風と、音符立(リフ)→(サフ)とから成る”と記載されていたので、かつては「ソウ(サフ)」の読みが主流だったのかもしれませんね。
なお「颯」自体に
①風の吹くさま。
②きよらかなさま。また、きびきびしたさま。
③はやて。疾風。出典元:颯|漢字一字|漢字ペディア
という意味があります。
「颯」の字だけでも、風が吹く様、さわやかな様が表されています。
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