「みはなす」ではありません。「見做す」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「見做す」です。
「見做す」の読み方は?
「見〜す」とあることから、「みはなす」と読んだ人がいるかもしれませんが、残念ながら「見做す」の読みは「みはなす」ではありません。
ちなみに「みはなす」は漢字で「見放す・見離す」と書き、
見切りをつけて従来の関係を断つ。見捨てる。見限る。
出典元:小学館 デジタル大辞泉
という意味です。
まずは正解を見てみましょう。
正解は……
「みなす」です。「看做す」とも書き表すことができます。
「見做す」は
1 仮にそうと見る。そうでないものをそうとする。仮定する。
2 判断してそうと決める。
3 法律で、ある事物と性質の異なる他の事物を、一定の法律関係について同一視し、同じ法律効果を生じさせる。
4 見とどける。
5 世話をして育てあげる。出典元:小学館 デジタル大辞泉
という意味です。
「做」という漢字は音読みで「サク・サ」、訓読みで「な(す)」と読み、“なす。なる。する。(出典元:做|漢字一字|漢字ペディア)”という意味を持ちます。「做」という漢字は「作」の俗字なのだとか。俗字とは“正字ではないが世間一般に使われている漢字(出典元:小学館 デジタル大辞泉)”のことで、「館」を「舘」と表すのがその例です。
「みなす」という言葉を漢字で表すと「見做す・看做す」となるのも驚きですが、「こころなしか」という言葉を漢字で表す際も「做」が用いられます。「こころなしか」は“そう思っているせいか”、“気のせいか”といった意味で用いられる言葉です。ずっと「心無しか」だと思い込んでいましたが、「心做しか」が正しい漢字表記です。
参考文献:「ちゃぶだい」は「茶ぶ台」と書く? 書けるつもりでいたら、本当は難しい漢字|書き分け、使い分け|どれだけ知ってる?漢字の豆知識|
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