「のうべん」ではありません。「訥弁」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「訥弁」です。
「訥弁」の読み方は?
「弁」の読みは分かっても「訥」に戸惑った人は少なくないはずです。「納品(のうひん)」「収納(しゅうのう)」などを表す「納」にもよく似ていますが、「訥弁」を「のうべん」と読むのは残念ながら間違いです。
まずは正解を見てみましょう。
正解は……
「とつべん」です。
「訥弁」は
話し方がなめらかでないこと。また、そのさま。
出典元:小学館 デジタル大辞泉
という意味です。
類語表現には「口下手」や「舌足らず」、「口籠る」「話し下手」などが挙げられます。
「訥」には“どもる。口ごもる。口が重い。口べた。(出典元:訥|漢字一字|漢字ペディア)”という意味があり、音読みは「トツ」、訓読みは「ども(る)」です。
では「木訥・朴訥」はなんと読む?!
「訥」を使った言葉に「木訥・朴訥」があります。「木」を「もく」と読みたくなるところですが、「木訥・朴訥」は「ぼくとつ」と読みます。
「木訥・朴訥」は
質朴で訥弁であること。かざりけがなく、口数が少ないこと。また、そのさま。
出典元:小学館 デジタル大辞泉
という意味です。例文には「木訥な人柄」などが挙げられます。類語表現には「素朴」や「純朴」、「つつましい」「まじめ」などがあります。“かざりけがなく、口数が少ない”、そんな人に出会ったとき、「木訥・朴訥」の表現を思い出していただけると幸いです。
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