集中力の低下と更年期の関係とは?集中力を改善する漢方って?
更年期女性のお悩みのひとつに「集中力の低下」があります。
今回は、更年期に集中力が低下することの改善法について、「あんしん漢方」の薬剤師・清水みゆきさんに教えてもらいました。
前編『更年期「産後よりも集中力が低下して…」仕事にならない51歳女性、意外な解決策とは』に続く後編です。集中力の低下って更年期と関係あるの!?
ある日の仕事帰りに乗ったバスで、同じ年代くらいの女性達の会話が聞こえてきたそうです。
「わたし、最近、集中力が続かなくて困っちゃう」
「あら、わたしもよ。今までみたいに気力も続かなくって。でも、漢方薬をのみはじめてから調子がいいのよ」
この会話を聞いてピンときたサチコさんは、その足で漢方薬局に飛び込みました。
「更年期になり女性ホルモンが減少すると、集中力や意欲が急に落ちることもあります。漢方でバランスを整えていきましょう」
と薬剤師から説明をうけ、加味帰脾湯(かみきひとう)という漢方薬が処方されました。
加味帰脾湯は、気血を補い、精神不安や不眠、集中力の低下といった精神症状の改善に応用される漢方薬です。
「まさか、集中力が低下した原因が更年期だとは思いませんでした。漢方のおかげで疲れやすさも軽減して、仕事にも集中できるようになってきました」
更年期の集中力の低下には漢方を試してみて!
更年期の不調の改善には、日本産婦人科学会も推奨している漢方薬がおすすめです。
心とからだ全体を整えることで、更年期のさまざまな不調を改善する治療薬として使われています。
更年期になると、女性ホルモンの急激な減少により自律神経の乱れが生じて、集中力が低下しやすい、疲れやすい、イライラするなどいくつもの症状が出ることがあるのです。
漢方医学において集中力の低下は、加齢やストレス、疲労などにより脳の血流量が低下することが原因と考えられています。
胃腸のはたらきをよくして血を増やし、血流が改善する漢方薬を服用することで、集中力の低下を改善します。
また、血流がよくなることで、全身に酸素と栄養が行きわたり、冷えや倦怠感も同時に改善していきます。
自然成分がからだにやさしく働く漢方薬なら、毎日のむだけで症状の解決と根本的な体質改善を目指せるでしょう。
更年期の集中力低下を改善するには、以下の漢方薬がおすすめです。
<更年期の集中力低下におすすめの漢方薬>
- 補中益気湯(ほちゅうえっきとう):疲れやすさや食欲不振が気になる方に。
- 桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう):不眠や精神不安が気になる方に。
- 帰脾湯(きひとう):不眠や貧血が気になる方に。
ひとつ注意点として、漢方薬を選ぶ際は、ご自身の体質・状態に合っているかがとても大切です。
うまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。
どの漢方薬が自分に向いているのかを見極めるためには、プロの力を借りるのがおすすめです。
漢方薬局や病院へ足を運ぶのはハードルが高い、対面では相談しにくいという方は「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。
AI(人工知能)を活用したオンライン漢方サービスなら、気軽に漢方のプロに相談できます。
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更年期の集中力の低下の悩みから抜け出そう!
40~50代の集中力の低下は、更年期が原因かもしれません。
ひとりで悩まずに専門家に相談してみませんか?
漢方薬でからだの内側からバランスを整えて、更年期も元気な笑顔で過ごしていきましょう。
<この記事を書いた人>
あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師 清水みゆき
漢方薬・生薬認定薬剤師 JAMHA認定ハーバルセラピスト
製薬企業の研究所勤務を経て、漢方調剤薬局に8年間勤務。漢方薬の服薬指導、食事や養生法での健康づくりのサポート、ハーブティーやアロマの相談販売に従事。
現在も漢方調剤薬局で薬剤師として働きながら、「ママのためのやさしい漢方」のサイト運営や漢方やハーブの通信講座やセミナー講師としても活動中です。
●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/
●漢方女子:https://www.facebook.com/kampojoshi/
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