エッ「がいせん」じゃないの? 「斡旋」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「斡旋」です。
「斡旋」の読み方は?
「がいせん」と読んだ人がいるかもしれませんが、「がいせん」は漢字で「凱旋」と書きます。
「凱旋」は
勝利を祝う歌をうたって帰ること。戦いに勝って帰ること。凱陣。凱還。
出典元:精選版 日本国語大辞典
という意味です。
一方「斡旋」は
① めぐること。めぐらすこと。また、ぐるぐるまわること。まわすこと。
② 間に入って両者がうまくゆくように世話をすること。とりもつこと。周旋。単に「紹介する」「世話する」と同じようにも用いる。
③ 労働関係調整法によって労働委員会が指名した斡旋者が、争議当事者双方の間をとりもって、争議解決のために援助をすること。出典元:精選版 日本国語大辞典
という意味です。
類語表現には「仲介」「橋渡し」「口添え」「架け橋」「間に立つ」などが挙げられます。
正解は……
「あっせん」です。
「斡旋」の「斡」には「めぐらす」「まわす」といった意味があり、「旋」には
①めぐる。めぐらす。まわる。
②かえる。もどる。
③なかをとりもつ。出典元:旋|漢字一字|漢字ペディア
という意味があります。
先で紹介した「凱旋(がいせん)」は 、「凱」が戦いに勝った時に奏する音楽を表し、「旋」が帰ることを表しています。一方「斡旋」の場合の「旋」が表しているのは帰ることではなく、上記③の“なかをとりもつ”を表します。
では「斡る」と「旋る」はなんと読むのでしょうか。
ヒントは「斡」と「旋」の漢字がもつ意味の中で共通するものです。
正解は……
「めぐる」です。
「めぐる」と読む漢字は他にも多々ありますが、本記事を通じて「斡る」と「旋る」の漢字表記も覚えていただけると幸いです。
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