顔はほてるのに?「夏なのに手足が冷える」更年期の悩みに選ぶべき漢方は?
40~50代になり、「夏なのに手足の冷えがひどい」「顔はほてるのに、手足は冷たい」などの悩みがありませんか?
日本の女性は、平均で50歳頃に閉経を迎えることが多く、閉経を挟んだ前後5年間は「更年期」と呼ばれています。
この時期はホルモンバランスの影響で、さまざまなからだや心の不調に悩む女性が多いようです。
更年期女性のお悩みのひとつに「手足の冷え」があります。
今回は、更年期の手足の冷えを改善する方法について「あんしん漢方」の薬剤師・清水みゆきさんに教えてもらいました。
「根本的に手足の冷えを改善したい」人には漢方がおすすめ
更年期症状のひとつでもある「手足の冷え」。
更年期の不調の改善には日本産婦人科学会も推奨している漢方薬がおすすめです。
漢方薬は自律神経を整えたり、免疫力や代謝を上げたりすることで、さまざまな不調を改善することを目的としたお薬です。
更年期になると、女性ホルモンの減少により自律神経が不安定な状態になります。
するとそれが、血行不良につながり、手足の冷えが生じやすくなるのです。
さらに、冷房によって室内外の温度差が大きくなる夏は、自律神経の乱れから手足の冷えが悪化しやすい時期です。
漢方医学では、ホルモンバランスの乱れ以外にも、過労などによる気力の低下やストレス、血行不良や水分代謝の低下が手足の冷えの原因と考えます。
更年期に生じる手足の冷えには、消化・吸収機能を改善して栄養を全身に届け、からだの内側から元気にする生薬や、血流や水分代謝の乱れを整える生薬、自律神経のバランスを整える生薬などを含む漢方薬で治療を行います。
全身に栄養がいきわたり、血流や水分の代謝がよくなると、疲れにくく、ストレスにも強いからだづくりへとつながります。
根本的な体質改善を目的としている漢方薬は、自然由来の成分がからだにやさしく働くため、毎日のむだけで症状の解決を目指せるでしょう。
<更年期の手足の冷えにおすすめの漢方薬>
- 八味地黄丸(はちみじおうがん):頻尿や腰痛、むくみが気になる方に。
- 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん):貧血やむくみ、めまいが気になる方に。
- 加味逍遙散(かみしょうようさん):イライラやホットフラッシュ、頭痛が気になる方に。
漢方薬を選ぶ際の重要なポイントは、その人の状態や体質に合っているか、という点です。
うまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。
どの漢方薬が自分に向いているのかを見極めるためには、専門家に力を借りるのがおすすめです。
漢方に詳しい薬剤師がAIを活用し、お手頃価格で個人に効く漢方を見極めて自宅に郵送してくれる「あんしん漢方(オンライン個別相談)」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。
相談もスマホで完結するので、対面では相談しにくい悩みも気軽に相談できます。
●あんしん漢方:https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/
夏の手足の冷えから抜け出そう!
夏なのに手足が冷える原因は更年期かもしれません。
ひとりで悩まずに専門家に相談してみませんか?
漢方薬でからだの内側からバランスを整えて、更年期も笑顔で過ごしていきましょう。
<この記事を書いた人>
あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師 清水みゆき
漢方薬・生薬認定薬剤師 JAMHA認定ハーバルセラピスト
製薬企業の研究所勤務を経て、漢方調剤薬局に8年間勤務。漢方薬の服薬指導、食事や養生法での健康づくりのサポート、ハーブティーやアロマの相談販売に従事。
現在も漢方調剤薬局で薬剤師として働きながら、「ママのためのやさしい漢方」のサイト運営や漢方やハーブの通信講座やセミナー講師としても活動中です。
●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/
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