「こうそう」ではありません。「校倉」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「校倉」です。
「校倉」の読み方は?
「校」といえば「学校(がっこう)」や「校舎(こうしゃ)」、「倉」といえば「倉(くら)」や「倉庫(そうこ)」といった言葉が思い浮かぶのではないでしょうか。しかし「校倉」の読みは「こうくら」でも「こうこ」でもありません。
まずは正解を見てみましょう。
正解は……
「あぜくら」です。
「校倉」とは
三角の木材を組み合わせて造る校倉造りの建物。上代から中世にかけて、主に倉庫として用いられた。
出典元:精選版 日本国語大辞典
という意味で、上記辞書には読みについて“「あぜぐら」とも”という表記の他、「あぜりくら」という言葉も掲載されています。「校倉(あぜりくら)」は“ 校倉造りの倉(出典元:精選版 日本国語大辞典)”を意味します。
「校」を「あぜ」と読むのは意外に感じられるかもしれませんが、「あぜ」は常用漢字表外の読みではあるものの「校」の読みの一つです。
「校」の読みは
- 音読み コウ(常用漢字表外)キョウ
- 訓読み(常用漢字表外)くら(べる)・かんが(える)・かせ・あぜ
です。
馴染み深い「コウ」以外は常用漢字表外の読みなので、日常生活で見かける機会は少ないかと思います。なお「コウ」以外の読みをする言葉で「校倉」の他に押さえておきたい言葉には「校合(キョウゴウ)」と「校べる(くらべる)」が挙げられます。
「校合(キョウゴウ)」とは
①原本や原稿に照らし合わせて、誤りなどを訂正すること。
②基準にした本と他の本の差異を記録すること。校書。出典元:キョウゴウ|言葉|漢字ペディア
を意味します。「コウゴウ」とも読むことができますが、本来の読みは「キョウゴウ」です。
「校べる(くらべる)」は
他のものと比較して調べ合わせる。また、調べて正す。
出典元:くら-べる|言葉|漢字ペディア
を意味します。
「くらべる」といえば「比べる」が思い浮かびます。実は「くらべる」と読む言葉には「比べる」と「校べる」以外に
- 角べる
- 競べる
- 較べる
があります。
日常生活でそれぞれの漢字を使い分ける必要はありませんが、それぞれ細かな意味が異なります。言葉の奥深さを感じることができるので、気になる方はぜひ調べてみてください。
★他の問題にもチャレンジ!
答えは>>こちら
スポンサーリンク