あなたが辛いのは「考え込む」クセのせいかも?「よい答え」の見つけ方とは

・条件を変えようと考え込む。

・まわりの人を変えようと考え込む。

・タイミングの良し悪しを考え込む。

 

考え込む時は、人それぞれです。が、共通するのは、良い答えが思い浮かばない時にこそ考え込むという点です。

 

自分にとっての正解と、他人にとっての正解

 

良い答えには、自分にとって良い答えと、自分以外の人にとって良い答えとがあって、その間で悩まされるのだと思います。

 

例えば、気にもしてなかった人から告白されたら、相手を受け入れて付き合うか、断るかしかないのに、あれこれ考えて、「相手のここが直ったら」と自分にとって受け入れやすい答えを考え抜いて、相手はそうとも知らず付き合ったりします。

 

不幸なのは、相手の方で、自分からの精一杯の条件は、あれこれ考えられた挙句に捻じ曲げられて、知りもしない付帯条件付きでお付き合いすることになるのです。

 

このように、考え抜いて出した結果は、必ずしも二人にとって良い考えと言えなくなるのです。

 

人の性格はそう簡単には変わらない

 

人の習慣や性格はそう変わるものでもありません。

 

ですから、こちらだけで考え続けても、その条件は簡単には変わりません。

 

それには、相手が受け入れやすい表現で伝え続けるしかないのです。

 

先日も情報番組で電車内での痴漢と冤罪について取り上げられていましたが、検挙は、年間およそ3000件で、痴漢にあった人の9割が被害を申し出られないという統計がありました。

 

そうすると、理論上は少なくとも年間30000件の被害があることになります。重複を含めるともっと多い数になるのです。

 

これは、とても許せる数字ではありませんね。

 

このようなことも考え込んでも良い答えにたどり着きません。即座に犯人の手を掴んで「痴漢です」スタンプを押すぐらいの行動が必要でしょう。冤罪の可能性もあるので、その現場を抑えるのが肝心です。

 

大事なことは、考え込んでも相手の性癖は変わらないので、また被害を受ける可能性がありますし、他の人を巻き込む可能性も出て来ます。

考え込んでも良い考えに至らない良い例かと思います。

ポイントは、考え込んでも相手は変わらないということです。

 

同様に、タイミングを考え込むことにも意味はない

 

この例でもう一つ言えることは、タイミングを考え込んでも良い考えには至らないということです。

 

これも、まわりの条件は自分ではコントロールできないので、考えている間に条件が変わっていることがあるのです。

 

金剛経というお経に、「過去心不可得、現在心不可得、未来心不可得」、とありますが自分の心ですら捉えることが難しいのです。ましてや人の心など推し量ることはできません。

 

ですから、タイミングは今やっておくべきことを中心として、万全の支度をしたら考え込まないようにしたほうがいいのです。

 

さいごに、ひとりで考え込むと極端な方向に考えが及ぶそうです。

 

何か考える時は、人のアドバイスを受ける癖も身に付けたいところですね。

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