「うさぎにつの」ではありませんよ。「兎に角」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「兎に角」です。
「兎に角」の読み方は?
「兎」の訓読みは「うさぎ」ですが、「兎に角」の読み方は「うさぎにつの」ではありませんのでご注意を。
正解は……
「とにかく」です。
「兎に角」は
1 他の事柄は別問題としてという気持ちを表す。何はともあれ。いずれにしても。ともかく。
2 (「…はとにかく」の形で)上の事柄にはかかわらないという気持ちを表す。さておき。ともかく。出典元:小学館 デジタル大辞泉
という意味です。「とにかくやってみよう」の「とにかく」を漢字で表すと「兎に角」と書きます。「兎も角」ともいいます。
しかしなぜ「『兎』に『角』」なのでしょうか。
調べてみたところ、なんとこの漢字は当て字なのだとか。由来は実在するはずのないこと、実在しないことのたとえを表す四字熟語「亀毛兎角」から。亀の毛も、兎の角も実際にはありえないですよね。このたとえと音が同じだったことから「兎に角」と当てられたといわれています。
「兎」の面白い表現
現代ではあまり馴染みのない表現かと思いますが、日本語・漢字検索サイト「漢字ペディア」に「兎」を用いた面白い表現をいくつか見つけました。
まずは「兎を見て犬を呼ぶ」。この表現には、
①状況をよく見きわめてから対策を講じても遅くないということ。また、手遅れだと早合点してあきらめてはいけないということ。
②手遅れになるたとえ。ウサギを見つけてから猟犬を放つ意から。出典元:うさぎをみていぬをよぶ|言葉|漢字ペディア
という2つの意味があります。「まだ遅くない」「あきらめてはいけない」という例えと「手遅れになる」という例えを表しているのが面白いですよね。
次に「兎の毛(うのけ)」。純粋にウサギの毛を表す言葉でもあるのですが、“きわめて小さなこと。ほんのわずかなこと(出典元:うのけ|言葉|漢字ペディア)”という意味もあります。文中で「兎の毛」という言葉が登場したときには“きわめて小さなこと”を表す「うのけ」かもしれません。読み方に注意しましょう。
最後に「兎起鶻落(ときこつらく)」。これは“書の筆致が軽快で勢いのあるたとえ(出典元:トキコツラク|言葉|漢字ペディア)”という意味を表します。「鶻」はハヤブサを指し、野うさぎが飛び跳ねた理、ハヤブサが獲物めがけて急降下したりするさまからきています。
参考文献:兎角 | 生活の中の仏教用語 | 読むページ | 大谷大学
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