コロナ後遺症「感染から3か月たってもダルくて家事ができない」50代女性を救ったものとは?
新型コロナウイルス(以下、コロナ)に感染後、回復したはずなのに「なんだかずっとだるい」「疲れやすくなった」といった悩みがありませんか?
WHO(世界保健機関)ではコロナ後遺症を、「新型コロナウイルスに罹患した人にみられ、少なくとも2カ月以上持続し、また、他の疾患による症状として説明がつかないもの」と定義しています。
コロナ後遺症のひとつに「倦怠感」があります。
今回は、コロナ感染後に起こる倦怠感の改善法について、「あんしん漢方」の薬剤師・清水みゆきさんに教えてもらいました。
コロナ感染から3か月。いまだに続く倦怠感、これって更年期なのかな…
陽子さん(51歳)は、だるさや疲れといった倦怠感が続いて悩んでいました。
「実は3か月前にコロナに感染して大変だったんです。その後、味覚や嗅覚も正常に戻って安心していたのですが……からだを動かすのが億劫で、だるくて家事もまともにできません」
荒れ果てた汚部屋を見て、ご主人も心配を通り過ぎて呆れ気味だそう。
「更年期障害が悪化しているのかも……きっと一時的な不調でそのうちよくなるだろう」
と、陽子さんはなんとか前向きに考えようとしていました。
布団から起き上がれない……自己嫌悪に苦しむ日々
陽子さんの倦怠感は治るどころか悪化し、布団から起き上がれない日も多くなってきました。
「私って、生きてる価値があるのかな」
精神的にも追い詰められるようになった陽子さん。
「あまりにも自分が何もできないので、自己嫌悪に陥ってしまいます。でも、さすがにこのままじゃいけないと思って……」
陽子さんは、藁にもすがる思いでかかりつけ医を受診しました。
コロナ後遺症の現実と治療法
陽子さんは、コロナに感染したときにお世話になった医師の診察を受けました。
「原因ははっきりしていませんが、コロナ感染後に治療や療養が終わっても、倦怠感や頭痛、めまいなどの不調が続く方がいます」
コロナに罹った後、2か月以上ひどい倦怠感が続く陽子さんは、コロナ後遺症の可能性が高いと医師に言われたそうです。
「漢方薬は慢性的な疲労や気力の減退などに効果が期待できます。漢方治療で心身の疲労を回復していきましょう」
医師からは、十全大浦湯(じゅうぜんたいほとう)という漢方薬が処方されました。
十全大浦湯は、気血を補い、倦怠感の改善が期待できる漢方薬です。
「漢方をはじめてからだんだんとだるさが軽減して、布団から出られるようになりました。まだ回復期と肝に銘じて、無理のないペースで少しずつ暮らしを整えているところです」
コロナ後の倦怠感に悩むなら漢方を試してみて!
「そのうち改善するだろう」
そう軽く思いがちですが、だるさや疲れが続く状態をそのままにしておくと、仕事や日常生活に大きな支障が出るかもしれません。
コロナ後遺症のひとつでもある「倦怠感」。
その改善には、内科や心療内科でも治療薬として使われている漢方薬がおすすめです。
倦怠感は、胃腸のはたらきの低下やストレスや冷え、過労、加齢により生じると考えられています。
改善には、「消化・吸収機能をよくして栄養をいきわたらせる」ことで疲れたからだを回復させる漢方薬や「自律神経のバランスを整える」ことで精神的な疲労を軽減させる漢方薬を選びます。
また、自律神経のバランスが整うことで、睡眠の質も上がり、疲労の改善にも役に立つでしょう。
医薬品として効果を認められている漢方薬は、不調の改善と根本的な体質改善を目的としています。
自然成分がからだにやさしく働く漢方薬なら、毎日のむだけで、お悩みの症状を解決し、根本的な体質改善も目指せるでしょう。
コロナ後の倦怠感の改善には、以下の漢方薬がおすすめです。
<コロナ後の倦怠感で悩む方におすすめの漢方薬>
- 補中益気湯(ほちゅうえっきとう):胃腸の不調や食欲不振が気になる方に。
- 人参養栄湯(にんじんようえいとう):食欲不振や手足の冷えが気になる方に。
- 加味帰脾湯(かみきひとう):不眠や不安感が気になる方に。
ひとつ注意点として、漢方薬を選ぶ際は、ご自身の体質・状態に合っているかどうかがとても大切です。
うまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。
どの漢方薬が自分に向いているのかを見極めるためには、プロの力を借りるのがおすすめです。
漢方薬局や病院へ足を運ぶのはハードルが高い、対面では相談しにくいという方は、「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに一度相談してみるのもいいでしょう。
AI(人工知能)を活用したオンライン漢方サービスなら、気軽に漢方のプロに相談できます。
お手頃価格で個人に効く漢方を見極め、自宅に郵送してくれますよ。
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コロナ後の倦怠感から抜け出そう!
コロナ罹患後に続く「だるい」「疲れた」といった倦怠感。
ひとりで悩まずに専門家に相談してみませんか?
漢方薬でからだの内側からのバランスを整えて、元気に過ごしていきましょう。
<この記事を書いた人>
あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師 清水みゆき
漢方薬・生薬認定薬剤師 JAMHA認定ハーバルセラピスト
製薬企業の研究所勤務を経て、漢方調剤薬局に8年間勤務。漢方薬の服薬指導、食事や養生法での健康づくりのサポート、ハーブティーやアロマの相談販売に従事。
現在も漢方調剤薬局で薬剤師として働きながら、「ママのためのやさしい漢方」のサイト運営や漢方やハーブの通信講座やセミナー講師としても活動中です。
●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/
●漢方女子:https://www.facebook.com/kampojoshi/
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