「だれかが困っていること」を解決できたら、自分にとっての仕事になる。「好きなことで生きていく」ルールは
50代を過ぎてから人気インスタグラマーになり、デジタルブックも制作。そして、著書『不要なものを手放して、50代からは身軽に暮らす 自分、おかえり!』も出版したしょ~こさん。
しょ~こさんが、次々に「自分がやりたいこと」を仕事にできた理由とは…?
「夢中になってしまうこと」こそ、「本当にやりたいこと」
20年続けたインテリア雑誌のライターをきっぱりやめたしょ~こさん。とはいえ、当初はこれから何をして生きていけばいいのかわからず、路頭に迷っていたそう。
そんなある日、知人に「なんで自分で本をつくらないの?」と言われたことで、ハッとしたそう。じつは、しょ~こさんは、小学生の頃から本や雑誌が好きで「自分の本を出す」ことが、夢だったそうです。
知人のその言葉をきっかけに、「デジタルブック」を制作して販売。忙しさのあまりすっかり忘れていたその夢を叶えたわけですが、これがまた新たな出版にもつながったのです。
とはいえ、「自分は何がやりたいかわからない」という人も多いのではないでしょか。
その答えは、「夢中になってしまうこと」なんじゃないかとしょ~こさん。
子どもの頃から、好きで時間を割いてきたこと。時間を忘れて夢中になってしまうこと。
しょ~こさんにとって、それは読書でした。インスタグラムで思いをつづったり、本を出版できたのも、「夢中」になって本を読んでいたからこそ。その発見が、「やりたいことを仕事にする」ことにつながったようです。
「いかに見てくれた人の役に立つか」という視点が大事
じつは、しょ~こさんがインスタグラムを始めたのは約10年前。でも長い間、フォロワー数は950人程度だったそうです。
フォロワー数が増え始めたのは、片づけの様子を投稿するようになってから。この頃から、しょ~こさんのインスタとの向き合い方も変わってきたそう。
以前は、「自分がどう見られているか」ばかりを気にしていたそうです。でも、フォロワー数が増え始めると、「いかに見てくれた人の役に立つか」を意識。これによって、のびのび発信ができるようになり、さらに18万人を超える(2022年11月現在)までに!
また、しょ~こさんは、「楽天アフェリエイト」にも取り組んでいるそう。楽天アフェリエイトとは、楽天で取り扱っている商品を紹介して、誰かに買ってもらったら数パーセントをポイントでいただくというもの。
これをやってわかったのは、「商品を探したくても探しきれない人が多い」ということ。そして、「自分はものを探すことが人より早く、じつは特技だった」ということ。
「得意なことが人の役に立ち、収入にもなっている」というわけです。
「『だれかが困っていること』を解決できたら、それは自分にとっての仕事」と、しょ~こさん。既存の職業にとらわれずに、「だれかが喜んでくれることを探す」というのも、「自分らしく働く」ためのコツなのかもしれません。
しょ~こさんの著書『不要なものを手放して、50代からは身軽に暮らす 自分、おかえり!』は、しょ~こさんがやってきたこと、気づいたことがたくさんつづられています。「自分らしい働き方」「自分らしい仕事」をしたい人へのヒントが満載。ぜひ、参考にしてみてください。
取材・文/柿沼曜子
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『不要なものを手放して、50代からは身軽に暮らす 自分、おかえり!』しょ〜こ・著 1,540円(10%税込)/主婦の友社
ISBN: 978-4-07-452630-7
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