意外と読めてない!「非ず」「非る」の正しい読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「非ず」です。
「非ず」の読み方は?
「非常(ひじょう)」や「是非(ぜひ)」などでお馴染みの「非」ですが、「非ず」の読み方は「ひず」ではありません。
まずは正解を見てみましょう。
正解は……
「あらず」です。
「非ず」とは
1 そうではない。違う。
2 打ち消す意で応答するときに言う語。いや、なんでもない。出典元:小学館 デジタル大辞泉
という意味です。
「非」という漢字の成り立ちは面白く、「非」は物の形をかたどってできた象形文字です。飛ぶ鳥の羽を表す文字が2つ、互いに背き合う形にかたどられており、そむくの意味、さらには否定の意味を表すようになりました。
では「非る」はなんと読む!?
「非る」の読み方はもちろん「ひる」ではありません。そして「あらる」でもありません。「非ず」と同じく、日常生活でよく見かける表現とはいえないので、やや難しいかもしれません。
正解は……
「そしる」です。
「非る」とは
人の欠点を指摘して、見下げて悪くいう。非難する。責める。
出典元:そし-る|言葉|漢字ペディア
という意味です。
「誹る」とも書きます。「誹謗中傷(ヒボウチュウショウ)」などに用いられる「誹」という漢字には、それ自体に「そしる」「悪く言う」という意味があります(出典元:誹|漢字一字|漢字ペディア)。
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