「なまめし」ではありません。「生飯」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「生飯」です。
「生飯」の読み方は?
「生飯」にはさまざまな読み方がありますが、「なまめし」とは読みません。
「生飯」の読み方で「〜めし」と読むものは3つありますが、「〜めし」でもなく、ひらがな二文字で表される読み方もあります。ひらがな二文字で表される方は仏教用語のため、日常で目にする機会は少ないかと思いますが、スラスラ読めると人から感心されるかもしれません!
正解は……
「さば」です。
他に「いきめし・きめし・いけめし」とも読みます。
「生飯(さば)」は
食事のときに自分の食物から取り分けた飯粒。屋根などに置き、鬼神・餓鬼に供え、鳥獣に施すもの。さんば。さんばん。
出典元:小学館 デジタル大辞泉
という意味です。
「さば」という読み方は、「生飯」の唐音(日本の漢字音の一つで、中国の唐末以降の音に基づくもの)の「さんぱん」からきています。そのため、「生飯」の他、「散飯」「三把」「三飯」とも書きます。
一方、「生飯(いきめし)」は「うまくたきあがった飯」を、「生飯(きめし)」は「雑穀をまじえないで、米ばかりで炊いた飯」を表します。
「生飯(いけめし)」は
清酒原料の蒸米冷却法の一つ。蒸米を、風に当てないで徐々に冷やすため、莚(むしろ)に包んで、底の浅い桶に入れるか、またさらに上から莚をかけておくこと。また、その飯。
出典元:精選版 日本国語大辞典
を意味します。
日常生活で実際に見かける「生飯」(漢字表記ではなく、米の状態)は、「うまくたきあがった飯」を意味する「いきめし」と「米ばかりで炊いた飯」を表す「きめし」でしょうか。
いずれにしても、日常において「さば・いきめし・きめし・いけめし」と読む機会は少ないかと思いますが、どこかで「生飯」の表記を目にした時、本記事を思い出していただけると幸いです。
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