日常的に使う言葉ですよ!読めないと恥ずかしい「忽ち」の読み方、知っていますか?

2023.02.02 QUIZ

本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「忽ち」です。

「忽ち」の読み方は?

「忽然(こつぜん)」などでお馴染みの「忽」ですが、「忽ち」の読み方は「こつち」ではもちろんありません。「忽ち」は日常的に用いられる表現のひとつで、その類語には「すぐさま」「とっさに」「立ちどころに」などが挙げられます。

「すぐさま」「とっさに」「立ちどころに」などと同じように用いられる「〜ち」という言葉、思い浮かびましたか?

正解は……

「たちまち」です。

「忽ち」とは

1 非常に短い時間のうちに動作が行われるさま。すぐ。即刻。
2 思いがけなく、ある事態が発生するさま。にわかに。急に。
3 (多く「たちまちに」の形で)現に。確かに。まさに。

出典元:小学館 デジタル大辞泉

という意味です。

「忽」という漢字は音を表す字と意味を表す字を組み合わせた形声文字で、心と音符「勿(ブツ→コツ)」から成り、ぼんやりする意味を表します。そこから「たちまち」の意味に用いられるようになりました。

また「たちまち」という言葉は「立ち待ち」からきているとされています。その「立ち待ち」は「立待ち月」の略です。
「立待ち月」とは

陰暦17日の夜の月。特に、陰暦8月17日の月。たちまちのつき。

出典元:小学館 デジタル大辞泉

のこと。これは満月から2日後の月を指します。満月は太陽が沈んだ頃に姿を現しますが、その後は徐々に月の出が遅れます。そのため、満月から2日後の月を指す「立待ち月」の「立待ち」は、“立って待っている間に出る月の意”を表します。

ちなみに陰暦16日の月は「十六夜(いざよい)」といい、この月を表す言葉には“進もうとして進まないこと。ためらい。躊躇。(出典元:小学館 デジタル大辞泉)”という意味があります。

 

参考文献:忽ち、たちまち – 日本語を味わう辞典(笑える超解釈で言葉の意味、語源、定義、由来を探る)

 

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