どんな雨なの……?「甚雨」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「甚雨」です。
「甚雨」の読み方は?
「甚」と「雨」の音読みで「じんう」と読むこともできますが、雨の様子を表す言葉として他の読み方もあります。
正解は……
「ひさめ」です。
「甚雨」とは
おおあめ。ひどい雨。
出典元:小学館 デジタル大辞泉
という意味です。
“おおあめ”とありますが、「大雨(ひさめ)」と表すこともできます。
「甚」の読みは
- 音読み ジン
- 訓読み はなは(だ)・はなは(だしい)(常用漢字表外)いた(く)
であり、「甚」だけで「ひ」とは読まないので注意してください。
では「氷雨」はなんと読む!?
「雨」を表す言葉や「〜雨」と続く言葉にはさまざまなものがありますが、「氷雨」はなんと読むでしょうか。「こおりあめ」ではありませんよ。
正解は……
「ひさめ」です。
「甚雨・大雨(ひさめ)」と同じ読みですが、「氷雨(ひさめ)」が表す意味は「甚雨・大雨」とは異なります。
「氷雨」とは
1 雹(ひょう)や霰(あられ)のこと。
2 冷たい雨。また、みぞれ。出典元:小学館 デジタル大辞泉
という意味です。
意味が異なるのに、両方とも同じ読み方なのは少し厄介ですね。
とはいえ、大雨やひどい雨を表す際、一般的には「甚雨・大雨(ひさめ)」よりも「大雨」や「豪雨(ごうう)」と表されることの方が多いはずですし、「氷雨(ひさめ)」も「雹(ひょう)や霰(あられ)が降る」「冷たい雨が降る」「みぞれが降る」と表されることの方が多いはずです。
もし「ひさめ」という表現を耳にする機会があったときには、本記事をきっかけに「甚雨・大雨」または「氷雨」という漢字を思い出していただけると幸いです。
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