「しかろ」ではありません。「轆轤」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「轆轤」です。
「轆轤」の読み方は?
「轆」も「轤」も日常ではあまり見かけない漢字です。「轆」も「轤」も部首は「車」です。部首ではない漢字の読み方や形から「轆轤」を「しかろ」と読んだ人がいるかもしれませんが、残念ながらそれは間違い。
まずは正解を見てみましょう。
正解は……
「ろくろ」です。
「轆轤」とは
1 円形の陶磁器を成形するときに用いる台。上部の円盤に陶土をのせて、回転させながら種々の形を作り出す。轆轤台。
2 「轆轤鉋ろくろがんな」の略。
3 重い物の上げ下ろしに用いる滑車。
4 車井戸の釣瓶つるべを上下するための滑車。
5 傘の上端で骨の先を集めて、傘の開閉に用いる仕掛け。出典元:小学館 デジタル大辞泉
という意味です。
陶芸で使用する「ろくろ」は、漢字で表すと「轆轤」になるんですね!
日本語・漢字検索サイト「漢字ペディア」の解説を見る限り、「轤」は「轆轤」を表すために用いられる漢字です。
一方「轆」は
①くるま木。また、滑車などの回転装置。
②車の走る音の形容。出典元:轆|漢字一字|漢字ペディア
とあります。「轆」を2つ並べた「轆轆(ロクロク)」という言葉は車が音を立てて走る響きを表します。
なお、「轆」に含まれる「鹿」という漢字も「ロク」と読みます(常用漢字表に含まれていない音読み)。
では以下の言葉はなんと読むでしょうか。
- 神鹿
- 白鹿
これらの言葉に含まれる「鹿」は「ロク」と読みます。「かみしか」「しろしか」ではありませんよ。ただ、日本酒の銘柄においては「白鹿(はくしか)」と読むものがあります。
正解は「シンロク」「ハクロク」です。
「神鹿」は「神の使いとして、神社で飼っておく鹿(出典元:小学館 デジタル大辞泉)」を、「白鹿」は字のままに白い毛のシカを指します。
★他の問題にもチャレンジ!
答えは>>こちら
続きを読む
スポンサーリンク