「ぬかぬか」ではありません。「糟糠」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「糟糠」です。
「糟糠」の読み方は?
「糟糠」は日常で見かける機会の少ない表現かもしれません。「糟糠」の「糠」は訓読みで「ぬか」と読みます。「糠漬け(ぬかづけ)」などでお馴染みですね。とはいえ、「糟糠」の読み方はもちろん「ぬかぬか」ではありません。
まずは正解を見てみましょう。
正解は……
「そうこう」です。
「糟糠」とは
1 酒かすと米ぬか。転じて、粗末な食べ物。
2 値打ちのないもの。つまらないもの。出典元:小学館 デジタル大辞泉
という意味です。
「糟」は音読みで「ソウ」、訓読みで「かす」と読み、
①かす。さけかす。
②もろみ。醸造してまだこしていない酒。出典元:糟|漢字一字|漢字ペディア
という意味です。
「貧しいときから連れ添って苦労をともにしてきた妻」のことを「糟糠の妻」と表します(出典元:小学館 デジタル大辞泉)。「糟糠の妻は堂より下さず」ということわざには、
貧しいときから苦労をともにしてきた妻を、富貴になってからも大事にして見捨てない。
出典元:小学館 デジタル大辞泉
という意味があります。
このことわざは中国古代の王朝、後漢の歴史を記した書である「後漢書」に出てくる宋弘という大臣のことばからきています。
後漢王朝を開いた皇帝が、夫を亡くした姉を再婚させたいと考えます。姉は大臣である宋弘を気に入っており、皇帝は既婚者である宋弘に離婚を勧めます。皇帝の姉を妻にするということは地位の安泰にもつながりますが、宋弘は苦労を共にした妻を追い出すことはできないと答えました。
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