箱入り専業主婦だった彼女が「不倫バレ」、転落する顛末は【不倫の清算・リバイバル3】(後編)
「他言無用」が通じない世界
彼との付き合いは順調だった。多忙な夫は彼女の浮かれた様子に気がついても「ジムが楽しくて良かったね」としか言わないし、ひとりの時間が長いので彼の都合さえつけば平日いつでも会えた。
彼を迎えに行って一緒にジムに通い、トレーニングが終わったらホテルに直行して行為を楽しみ、それから彼を降ろして帰宅する。そんな毎日に、C子の心はずっと興奮状態だった。
資格のための勉強時間は大きく削られたが、気にはならなかった。それより彼と過ごす時間のほうが大事。夫に不審がられないよう家事はちゃんとこなすし、夜のベッドも誘われれば付き合った。
バレさえしなければ大丈夫。「上手くやれると思った」とC子はうなだれる。
ひとつだけ不満があるとすれば、彼との関係を誰にも話せないことだった。
不倫なのだから当然とわかっていても、C子は誰かと話したくてたまらなかった。「不倫をしている自分」に舞い上がっていた、とその頃をC子は振り返るが、彼との「秘密の情事」を語りたいと思ったのは、そんな自分を知って欲しい気持ちが強かったからだ。
それがどう思われるかという想像力が足りていれば、今のような事態にはならなかったかもしれない。
ジムを紹介してくれた元同僚はダメだし、結局彼女はジムで知り合った一番仲の良い女性に打ち明けてしまう。
相手は驚いていたが、興味津々で話を聞いてくれた。「誰にも言わないでね」としつこく念を押して、C子は彼と過ごす時間について語った。やっと出口を見つけた高揚感が、彼女の口から溢れ出た瞬間だった。
が、それから数ヶ月して、C子は彼から怒りのメッセージを受け取ることになる。
「僕たちのことがジムで噂になってる。どうして話したの?」
それを読んだとき、C子は絶望感に襲われた。
どうして、と思っても心当たりはひとりしかいない。慌てて友人に連絡してみると、「ごめん。そんな話題になって……」とほかの会員さんに話されてしまったことを知った。
「誰にも言わないで、なんて通じないよね」
結局、「人の口に戸は立てられない」のだ。ジム内での不倫話などそれまでも耳にしていたが、自分がその対象になる可能性をC子はすっかり忘れていた。狭いコミュニティで誰かに話すことは、それだけ不倫がバレるリスクが高くなるだけなのだと、C子は今さらながら大きく後悔した。
彼には正直に話すしかなかった。嘘をついても、いずれ自分が人に話したことは知れるだろう。そうでないと、「あの日ジムが終わってからホテルに行ったんだって?」など、他人が知るはずがないのだ。
彼の怒りは治まらなかった。もう会いたくない、ジムにも来ないで欲しいときっぱり言い渡され、C子は身動きが取れなくなった。
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